米紙NYタイムズ、デジタル購読獲得数で予想大幅下振れ 労働条件折り合わずストライキも
2024.11.5
米紙ニューヨーク・タイムズは、3Q決算にてデジタル購読者数を発表しました。デジタル版のみの購読者数は26万人増加でしたが、前四半期は30万人増加しており、アナリスト予想は28万200人増加であったため、前期も予想も下回る状況となりました。
購読者獲得が鈍化した理由としては、不透明な経済情勢を受け、消費者が支出を削減していることが背景にあるためとしています。
エンジニアたちがストライキ
また、同社の技術部門を束ねる労働組合は、ストライキに突入しました。労働条件や賃上げについて、経営側と労組側の協議が不調に終わったことが理由とのことです。
労組にはソフトウエア開発やデータ分析などを手掛けるエンジニア系の従業員約600人が加入しており、５日投開票の米大統領選の取材活動に影響する可能性があるとしています。
労働条件などが折り合わなかった理由としては、デジタル購読者の伸びの鈍化なども背景に考えられます。
