サイバーエージェント、25年9月期1Qは増収増益 ABEMA含む事業が黒字化
サイバーエージェントは、2025年9月期 第1四半期の連結決算を発表しました。売上高2,038億4,200万円(前年同期比5.6%増)、営業利益83億100万円(同32.1%増)、経常利益88億600万円(同35.9%増)、最終利益50億7,100万円(前年同期は4億7,200万円の損失計上)でした。ネット広告事業は引き続き好調で、ABEMAを中心とするメディア&IP事業が黒字転換したこともあり大幅増益となりました。
セグメント別詳細
① メディア&IP事業
メディア&IP事業には、「ABEMA」、「WINTICKET」等が属しており、重層的に売上を積み上げ、売上高は55,638百万円(前年同期比10.5%増)と好調に推移いたしました。また、「ABEMA」の損失改善が寄与し、営業損益は1,416百万円の利益計上(前年同期間796百万円の損失計上)となりました。
② インターネット広告事業
インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、AI事業本部等が属しております。新規開拓等が奏功し、売上高は117,792百万円(前年同期比11.8%増)、営業損益は6,012百万円の利益計上(前年同期比6.1%増)となりました。
③ ゲーム事業
ゲーム事業には、㈱Cygames、㈱Colorful Palette、㈱QualiArts、㈱サムザップ、㈱アプリボット等が属しております。
好調な新規タイトルがある一方で、既存タイトルの落ち込みがあり、売上高は38,247百万円(前年同期比15.1%減)、営業損益は3,352百万円の利益計上(前年同期比4.1%減)となりました。
④ 投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、㈱サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は465百万円(前年同期比24.8%減)、営業損益は85百万円の利益計上(前年同期比16.0%減)となりました。