AnyMind Group、ベトナムのライブコマース支援企業Vibula社を子会社化
AnyMind Groupは、ベトナムでライブコマースを中心としたソーシャルコマース(*1)支援を行っているVIBULA GROUP JOINT STOCK COMPANYの株式を取得し、子会社化することについて発表しました。
■背景と狙い
Vibula社は、2021年にベトナム・ホーチミン市で創業した、ソーシャルコマース支援に強みを持つ企業です。健康・美容、食品、日用品、ファッションなど幅広い業界に対し、ECストアの運用、キャンペーンやインフルエンサーマーケティング、ライブコマースといったブランド企業の支援を行っています。
ベトナムのEC市場は、2024年の220億米ドルから2030年には630億米ドルに拡大する見込みです。また、動画コマースにおけるインフルエンサーの成長率は2022〜2024年で11%増加しており、東南アジア平均(9%)を上回る伸びを見せています。2024年における東南アジア全体のEC市場における動画コマースの構成比も20%に達しており、2022年の5%以下から急速に拡大しており、今後も同分野はさらなる拡大が見込まれます。
今回のVibula社との連携により、ライブコマースを中心としたソーシャルコマース領域におけるオペレーションノウハウをさらに強化するとともに、AIライバーにより24時間365日のライブ配信が可能になる「AnyLive」の活用を拡大し、ソーシャルコマース支援のグローバル展開を加速させていきます。
■Vibula社 創業者 クアン・ヴィン氏のコメント
私たちは、実績あるオペレーションとスケーラブルなテクノロジーの力を融合させ、革新的なソーシャルコマースモデルを創出するというビジョンのもと、Vibulaを立ち上げました。このたび、AnyMindグループの一員として新たなスタートを切ることとなり、私たちのビジョンはさらに大きく加速していきます。今後は、ベトナム市場にとどまらず、アジア各国への本格展開も見据えています。EC業界は変革期を迎えていますが、私たちはその中核を担う存在を目指し、次なるステージに向けて果敢に挑戦してまいります。
■AnyMind Group 共同創業者兼代表取締役CEO 十河 宏輔のコメント
当社は、注力領域における事業基盤や組織体制の強化を目的にM&Aを実施しており、今回のVibula社は11件目、東南アジア地域では4件目、EC領域では5件目となります。当社のテクノロジーと、Vibula社が有するライブコマースを中心としたソーシャルコマース領域の知見・オペレーションを掛け合わせることで、EC支援領域における提供価値をさらに高め、ブランド企業の成長と消費者の皆様への新たな購買体験の創出に貢献してまいります。