オプトとフェリカネットワークス、店頭販促領域へ拡張するCRMソリューションを提供開始
オプトは、フェリカネットワークスの提供する「レシートCRMの知見を活用し、店頭販促領域へ拡張するCRMソリューションの提供を開始しました。本ソリューションは、レシートによる購買証明とLINE UIDの紐づけが可能となり、店頭購買でも消費者の識別や購買行動の可視化が実現しました。その結果、従来は短期的な販促に留まりがちだったキャンペーンを、継続的な顧客関係構築を目的としたロイヤルティープログラムとして展開できるようになり、LTVの向上も期待されます。
■新ソリューションの概要
両社の協力により開発した新ソリューションは、オプトが開発するLINEミニアプリと、フェリカネットワークスのレシート投稿に関するAPIを組み合わせ、LINEミニアプリ上で購買実績と連動したCRMを、よりシームレスなCXとして提供いたします。オプトの開発したLINEミニアプリ上に、購買レシートの「投稿機能」および適切なレシート情報であるかを判断する「審査機能」を組み込むことで、購買に基づいたロイヤルティープログラムやキャンペーンの実施が可能になります。収集したレシートデータは、フェリカネットワークスの提供するBIツールにより、購買データを分析し、解析データとして可視化するまでをワンストップで行えます。
企業は、購買データを基に顧客一人ひとりにパーソナライズ化したCXを、コミュニケーションツールとして利用頻度の高いLINEを通じて提供することが可能になり、LTVの最大化を目指すことができます。
■ 新ソリューションが実現する新たな顧客体験
● 購買証明を起点としたロイヤルティープログラムを実現:
LINEミニアプリ上でレシートの投稿および審査機能を実装することで、手軽に参加できるキャンペーンの実施や、購買履歴に応じたインセンティブプログラムなどを展開できます。
● 顧客理解の深化とOne to Oneコミュニケーションの進化:
レシート情報から、購買商品や個数、購買単価、購入店舗、購入時間、併買商品といった購買情報を把握でき、これまで捉えきれなかったユーザー像をより深く理解することが可能です。また、解析された購買情報とLINE UIDを連携させることで、ユーザーの興味関心や購買傾向に基づいた、よりパーソナライズされたメッセージや特典を、LINE公式アカウントを通じて配信できます。
● BIツールによる可視化によりマーケティング施策の効率を向上:
解析された購買情報は、BIツールなどと連携することで、必要な情報の把握やさらなる分析が可能になり、より効果的なマーケティング戦略の立案・実行に貢献いたします。

■今後の展望
本ソリューションが、一過性のマーケティング施策に留まるのではなく、継続的な顧客との関係構築のためのソリューションとして普及することを目指しており、日用品メーカーを中心に企業への導入を推進します。まずは、本年6月下旬より、飲料メーカーへの実装が予定されており、購買データを活用した新たなCXの提供を通じて、企業のLTV向上に貢献します。