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デジタルインテリジェンスとエスワンオーインタラクティブ、交通広告や折込広告と連携させる「リアル行動ターゲティング」の提供開始

2015.7.28

株式会社エスワンオーインタラクティブ(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:淵上優)と、株式会社デジタルインテリジェンス(本社:東京都渋谷区 代表取締役:横山隆治 以下DI.)、AdNear Pte. Ltd.(本社:シンガポール、日本オフィス:東京都渋谷区 以下AdNear)は、AdNearが提供するスマートフォンの位置情報を活用したオーディエンスデータとDSPを活用し、スマホ利用者と、駅や主要幹線道路、あるいは企業の店舗所在地などの位置情報を組み合わせ、生活者セグメント、行動・生活パターンやオケージョンに応じたターゲティングが可能なオンライン広告配信サービスを共同で開始します。

スマホ利用者が、東京、大阪、神奈川などの大都市圏では5割を超え※1、近年、通勤・帰宅時、昼間の電車内行動に「スマホ閲覧」が最上位に登場するようになったことで、利用者に電車内での広告が見られていない状況が急速に進んでいるとDI.では分析しています。JR東日本は、今秋より導入予定の山手線の新型車両で、従来は電車内にあった「中づり広告」や「額面広告」を廃止し、デジタルサイネージ化することをすでに発表しており※2、2020年開催の東京オリンピックに向けては、その他の鉄道会社も同様の計画を持っていると言われています。

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このような環境変化の中、これまで電車内広告を多く利用してきた新商品発売やキャンペーン告知においては、「交通広告」からのアロケーションが急務となったとの相談が企業側から多く、今回の広告配信サービス提供は、それらに応える目的があります。また、下げ止まらない新聞の発行部数において、同梱して宅配されている「折込広告」に投下してきたプロモーション費用や店舗支援費用を効率的に置き換える手段が少ない、という要望にも応えていきます。

総合デジタルマーケティングのコンサルティング業務を手がけるDI.では生活者のインターネット上での検索や閲覧だけでなく、実際の生活上での行動情報を「リアル行動ターゲティング」として今後注目すべき領域であると提唱しています。

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しかし、ターゲティング広告はコンバージョンなど、オンライン上でのROIを優先するプロモーションを中心に過度のターゲティングを行なうことで、リーチ対象も過小となる場合が多く、ブランド広告主では充分にターゲティング広告に費用をアロケーションすることが難しく、またプロモーション設計や管理自体も複雑になり過ぎることで利用が敬遠されている現状があります。本サービスでは、ブランド広告主が充分利用できるような配信規模を確保しつつ、ターゲティング精度も上げながらサービスを展開していく予定です。

例えば、アルコール飲料などのプロモーションを計画する際、「夕方からの広告配信が効果的である」と、これまで一律に捉えていたとする場合、「早朝から出勤し早目に帰宅する人たち」、逆に「朝はゆっくり、会社に遅くまで居る人たち」など、生活パターン(時間帯)によるセグメントを用意し、その人たちに合った効果的なタイミングで、かつ連動したクリエイティブで広告配信を行ないます。

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あるいは自動車ディーラーや総合スーパー等の企業が持つ店舗位置情報と興味関心を掛け合わせ、購買行動に近いタイミングや商圏エリアに合わせて広告配信を行い、店舗送客などに繋げていきます。

さらに、今回の「リアル行動ターゲティング」の特徴のひとつとして、企業側がこれまでエリアマーケティング等で保有してきた7桁の郵便番号情報(ジップコード)や11桁の住所コードなどのCRMデータ等の経験・実績資産もそのまま引継ぎながら、配信設計や運用を行なうことを予定しています。
また地上波を主とした「テレビ広告」は、若年層への到達が率・人数共に年々減少傾向にあり、ターゲット別のリーチ&フリークエンシーで見る場合、企業側の計画通りに成果を獲得できていない状況が顕著になりつつあるとも分析しています。若年層に向けたテレビ広告からのアロケーションはスマホ(特に動画広告・オンラインビデオ広告)を中心に展開されるとみていますが、今後、交通広告、折込広告においても同様にスマホへのアロケーション需要が大きいと判断しています。まずは、交通広告や折込広告と連携しながら相乗効果の獲得、アプローチが難しくなった層へのリーチ補完等を行ないながら効果測定も実施し、将来的にはデジタルサイネージの「プログラマティック」(データに基づく自動的な広告の買い付け)も加え、交通広告、折込広告の代替を本サービス「リアル行動ターゲティング」が担っていくことを狙っています。

しかしながら、スマホの位置情報を利用した広告配信においては、個人情報との関係を充分に考慮していくことも必要であるため、連動企画では広告配信の設計・運用に加え、位置情報を使用する施策全般に関するコンサルティングも企業側の要望に応じて行なっていきます。また鉄道系エージェンシーへの商品開発コンサルティングも同時に開始します。

トレーディングデスク事業を展開するエスワンオーインタラィブでは「リアル行動ターゲティング」の提供開始により従来のデジタルの配信設計に加え、位置情報の要素を取り入れたプランニングから運用実行まで対応領域を広げていきます。また総合デジタルマーケティングのコンサルティング事業を手がけるDI.のグループ会社である株式会社プログラマティカ(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 楳田良輝)とも連携し、今秋の正式サービス提供開始に向けて、トライアル企業を数社募り、関東圏での広告配信を実施していきます。

※1 総務省「情報通信白書」(平成26年版)~都道府県別インターネット利用率(個人)等を参考に試算
※2 東日本旅客鉄道「新型通勤電車(E235系)量産先行車新造について」

https://www.jreast.co.jp/press/2014/20140701.pdf

<株式会社デジタルインテリジェンス>
代表者  横山 隆治(代表取締役)
設立   2009年10月30日
所在地  東京都渋谷区恵比寿西1-32-16 COMBOX 4F
事業内容 総合デジタルマーケティング・コンサルティング業務
     デジタルマーケティング対応組織コンサルティング
     デジタルマーケティング人材開発コンサルティング
     プライベートDMP導入コンサルティング
     DSP/RTB オーディエンスターゲティング導入コンサルティング
     入札運用型広告インハウス運用導入コンサルティング
     Webサイト構造改革コンサルティング
URL   http://di-d.jp/

<株式会社プログラマティカ>
代表者  楳田 良輝(代表取締役社長)
設立   2013年10月1日
所在地  東京都渋谷区恵比寿西1-32-16 COMBOX 4F
事業内容 DI.のコンサルティングと連携した
     ブランド広告主向けトレーディングデスク業務(設計・運用)
     メディア・SSP、DSP・アドネットラークとの連携による
     オリジナル商品(開発・実施)
     オペレーター人財の受託(育成・運用)
URL   http://programmatica.jp/

<AdNear Pte. Ltd.>
代表者  CEO:Anil Mathews
     日本リージョナルディレクター:猪谷 久
設立   2012年9月
所在地  本社:35th Floor, UOB Plaza 1 80 Raffles Place
     東京オフィス:東京都渋谷区南平台16−28 グラスシティ渋谷6F
事業内容 位置情報を活用した広告の配信ならびに
     データマネジメントシステムの提供
URL   https://adnear.com/

<株式会社エスワンオーインタラクティブ>
代表者  淵上 優(代表取締役社長)
設立   2008年7月7日(事業開始:2011年11月)
所在地  東京都千代田区四番町6番 東急番町ビル6F
事業内容 トレーディングデスク事業、インターネット広告全般
URL    http://s1o-i.jp/


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