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AppNexusとルビコン・プロジェクト、オープンソースのヘッダー入札ソリューションに特化した 独立系組織「Prebid.org」を設立

Prebid.org

AppNexusとルビコン・プロジェクト(NYSE:RUBI)は本日、パブリッシャーの収益拡大を目指し、オープンソースのヘッダー入札ソリューションおよびその他のツールの開発・普及に特化した独立系の組織「Prebid.org, Inc.(読み方:プレビット・オーグ)」を設立したことをお知らせします。Prebid.orgは業界にいらっしゃる様々なパートナー様のコラボレーションのために設立されました。公平で効率的な収益化ソリューションを推進し、公正な競争を通して成長するデジタル広告エコシステムを支持するすべての参加者が利用できます。


Prebid.orgに参加するパートナーは、ヘッダー入札ラッパーの仕組み、データと透明性、ユーザーエクスペリエンスを規定した行動規範(http://prebid.org/wrapper_code_of_conduct.html)に従う必要があります。この行動規範は、マーケットにおける公正な競争のベストプラクティスを示し、パブリッシャーのパフォーマンスと消費者のユーザーエクスペリエンスを向上させることを目的としています。

ルビコン・プロジェクトのCTO(Chief Technology Office)でありPrebid.orgのディレクターであるTom Kershawは次のように述べています。「Prebid.orgの設立は、オープンソースのヘッダー入札テクノロジーを業界で広く普及させるための重要な一歩です。本日の発表は、今後もコラボレーションを通して共有と透明性を推進し、すべての参加者の成長を加速し、収益化の機会を拡大することをバイヤー、セラー、そして広告エコシステム全体に約束するものです」。

ヘッダー入札は、公平な環境によってパブリッシャーがプログラマティックベンダーを効率的に利用し、収益化戦略を改善するために開発された仕組みです。各プラットフォーム独自の技術とは対照的に、オープンソースヘッダー入札ソリューションは業界の多くのプレーヤーによって継続的に更新されます。現在、Prebid.orgのコミュニティは拡大し、81社のデマンドパートナー、5社の分析プロバイダ、プロジェクトにコードを提供する191人の個人が参加しています。Prebid.orgはコラボレーションを中核としているため、エコシステムに透明性と信頼性が確保されるだけでなく、Prebidソリューションをマーケットやパブリッシャーのニーズにすばやく適応させることができます。

Prebid.orgの会長を務めるAppNexusのプロダクトラインマネージャー、Michael Richardsonは次のように述べています。「断片化されたヘッダー入札は業界に大きなリスクをもたらします。単独での競争では労力が重複し、リソースが浪費されますが、チームなら公正な競争が促され、より優れた成果を達成できます。Prebid.orgでは業界のパートナーによってすばらしいコラボレーションが行われているため、これは正しい選択であったと確信しています」。

独立系の組織であるPrebid.orgの設立は、既存のPrebidプロダクトの機能の変更ではなく、業界内でその開発と採用を促進することを目的としています。Prebid.orgに現在提供されているプロダクトには、クライアント側ラッパーソリューションPrebid.js、サーバー側ヘッダー入札ソリューション、Prebid Server、Prebid Mobile、Prebid Video、Prebid Nativeなどがあります。これらのソリューションはすべてのデバイスタイプに対応しています。

オープンソースのヘッダー入札のベストプラクティスを生み出す支持を強化するため、Prebid.orgではパブリッシャーとアドテクベンダーに参加を呼びかけています。prebid.org(http://prebid.org/) で詳細を確認できます。

                                  

APPNEXUSについて

AppNexusは、デジタル広告のリアルタイム取引を最適化するインターネットテクノロジ企業です。当社の強力なリアルタイム意思決定プラットフォームは、パブリッシャーの収益を最大化するコア製品をサポートしています。また、マーケティング企業や代理店はデータと機械学習を活用して、インテリジェントなカスタムのキャンペーンを提供できます。詳細については、Twitterで@AppNexusをフォローするか、appnexus.comをご覧ください。

ルビコン・プロジェクトについて

ルビコン・プロジェクトのミッションは、自由でオープンなインターネットの世界を持続しながら、バイヤー(代理店、広告主)とセラー(媒体社)が安全かつ簡単に利用できる広告プラットフォームを提供してインターネットのさらなる発展に貢献することです。広告取引の自動化においてパイオニア企業であるルビコン・プロジェクトが提供するテクノロジーは、
世界をリードする大手企業、コンテンツ作成者そしてアプリケーション開発者の毎月数兆件もの広告リクエストの処理と保護に対応しつつ、コンシューマーなどターゲットへの広告リーチの向上を図ることが可能です。なおルビコン・プロジェクトは、米国ロサンゼルス(カリフォルニア州)を本社に置く上場会社です(NYSE:RUBI)。日本においては
ルビコン・プロジェクト株式会社を立ち上げ、2014年からビジネスを本格開始しています。
日本では現在、400サイト以上のプレミアムメディアにルビコン・プロジェクトの広告自動化
プラットフォームを導入し、また複数のDMPと既にサーバー間での連携をしています。


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