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PMPとは


そもそもPrivateMarketPlace(PMP)とは?

RTBの世界で、プライベート広告取引やプレミアム広告在庫取引が注目を集めています。

注目されている理由は、ブランド広告主やプレミアム媒体社がRTBの市場に参入しやすくなり、今後のRTB市場の拡大に重要なポイントであると考えられているためです。

RTB分野のプライベート取引の呼称は、米国でも日本でもまだ固まっていません。
※ただし、2014年頃から、一般的にPrivateMarketPlace(PMP)と総称することが一般的になりつつあります。

ここでは、IABの定義をベースに記載させて頂きます。

1.Open Auction

オープンオークションは、いわゆる従来のRTB取引のことを指します。つまり、これはプライベート取引ではないのですが、プライベート取引が登場したことにより、区分するために従来の取引形態を「オープン形式」、「オープンオークション」、「オープンマーケット」等呼ばれています。その名の通り、SSPが導入されている枠を、DSPを利用している全ての広告主が購入できる形です。

openauction

2.Invitation Only Auction

「招待制オークション」、「プライベートオークション」、「プライベートエクスチェンジ」等と呼ばれる形態となります。
この形態から、いわゆるプライベート取引と呼ばれるものになります。

媒体社が特定の広告主・代理店にのみ、自社の在庫を解放したり、通常と異なる単価やフロアプライスで提供するものとなります。

媒体社としては、特定の広告主にのみ解放することで、媒体社の価値を下げづらいくなるため、プレミアム媒体社も参入しやすくなります。
また、プレミアムな媒体社が参入することで、ブランド広告主もRTB取引に参入するメリットも高まります。

InvitationOnlyAuction

3.Unreserved Fixed Rate

これは「非予約型優先取引」や「プリファードディール」とも呼ばれています。
この形態からオークション(いわゆるRTB)ではなくなります。

媒体社と広告主・代理店が、配信オーディエンスや単価について事前に同意することから始まります。
まだまだマニュアルな要素も多いですが、徐々に管理面上で完結できるソリューションも登場しています。

次に紹介するAutomated Guaranteedとは違い、「在庫量」や「期間」については保証しないモデルとなるため、純広告のような使い方ではなく、

絶対に欲しいオーディエンスに対しては高い単価で優先的に買いたい

というニーズに答えるための取り組みと言えます。

Unreserved Fixed Rate

4.Automated Guaranteed

「在庫予約型固定単価取引」「プライベートディール」等と呼ばれる形態となります。
こちらの形態も「Unreserved Fixed Rate」と同様、オークションではありません。

「Unreserved Fixed Rate」との違いは、「在庫量」「期間」についても予約がされている点です。

こちらも当然ながら媒体社と広告主・代理店が、まずは配信料、単価、期間などを事前に同意をするところから始まります。
その上で、事前に取り交わせれた配信料、単価、期間で、契約をした媒体社と広告主同士のみが取引きする形態となります。

AutomatedGuaranteed

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