プラットフォーム・ワンのSSP『YIELD ONE®』の RTB取引単価が37%向上
このたび、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢嶋弘毅、以下 DAC)の子会社である、株式会社プラットフォーム・ワン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:徳久昭彦、以下 P1)が提供するサプライサイドプラットフォーム(以下SSP)『YIELD ONE®』は、取引効率の向上、アルゴリズムの精緻化及びプライベートエクスチェンジサービスの提供等、継続的な改善と先進的なアドテクノロジーの導入を推進してきたことにより、2013年9月から10月の2ヶ月間におけるRTB取引平均単価(※1、※2)が前年同月比で37%向上(※3)したことをお知らせいたします。
◆『YIELD ONE®』について
『YIELD ONE®』は媒体社向けのオンライン広告取引プラットフォームとして、2011年4月からサービスを開始いたしました。広告在庫の販売を自動化し、媒体社による広告掲載業務の効率化を実現するために、『YIELD ONE®』はDSP/アドネットワークによる広告掲出のリアルタイム最適化、掲載可否の一括管理システム、一元化された収益管理レポート等、最先端の機能をワンストップで提供する国内初の本格的SSPです。また、媒体社の収益を向上させつつ、運用負担を軽減できるイールド管理システムとしての特許(※4)を有しております。
昨年から東南アジア地域においてもサービスを展開しており、プレミアム媒体を中心に、1,000を超えるPCやスマートフォンサイトに導入いただいており、現在は、国内外の主要DSP/アドネットワークに対して、約150億インプレッション/月の広告在庫を提供しております。
◆今後の展開について
P1は、先日発表されたIAB(Interactive Advertising Bureau)の定義(※5)に則り、これまで展開してまいりました「オープン制オークション取引(Open Auction)」に加え、大規模出稿されるナショナルクライアント向けには「在庫予約型固定単価取引(Automated Guaranteed)」の、プレミアム媒体社向けには「余剰在庫型固定単価取引(Unreserved Fixed Rate)」の提供をそれぞれ開始しております。
『YIELD ONE®』では、SSPとしてこれらの広告取引サービスをいち早く導入し、広告主には購入したい広告在庫の提供を、媒体社には高単価での広告販売機会の提供をそれぞれ行ってまいりました。例えば、媒体社がプレミアムな広告在庫を希望する単価で、特定の広告主向けに販売することができるプライベートエクスチェンジサービスを開始し、より効率的なRTB取引の実現に成果を上げております。
P1は、国内外の広告取引プラットフォーム事業者との協業によるグローバル展開をより加速し、さらなる広告市場の活性化と発展に努めるとともに、親会社であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社の企業ビジョンである「Empowering the digital future /デジタルの未来に、もっと力を。」を推進していくことで、今後とも社会に貢献してまいります。
(※1) RTB(Real Time Bidding、リアルタイムビッディング)とは、媒体(売り手)側のシステムが、広告の1表示毎に、広告の買い手である広告会社のシステムに対してリアルタイムにオークションを行うシステムであり、最高額の入札単価を提示した買い手が競り落とし、かつ自動的に広告を掲出することを可能とする仕組みです。このRTBの導入により、媒体社は広告収益を最大化することができ、広告主・広告会社はその一瞬一瞬における最適な市場価格で広告露出を図ることができます。
(※2) RTB取引平均単価とは、同じくP1が提供するDSP『MarketOne®』をはじめとする複数社のDSPとYIELD ONE®との、RTB取引による媒体約定平均単価をいいます。
(※3) YIELD ONE®によるRTB取引の平均単価を比較したものであり、サイトや広告枠、掲載時期等によってRTB取引単価は異なります。
(※4) 参照:媒体社向け SSP『YIELD ONE®(イールドワン)』に関する特許を取得
http://www.dac.co.jp/Contents/pdf/press/20120903_Y1.pdf
(※5) 参照:IABの定義(日本語訳) プログラマティックと自動取引〜媒体社の視点から〜
http://www.platform-one.co.jp/pdf/IAB_Digital_Simplified_Programmatic_Sept_2013_JP.pdf