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ビデオRTB指南書:第一回

2012.10.3

SpotXchangeは、ビデオ広告の指南書を発表しました。
指南書は、全11チャプターで構成されており、今回チャプター1が公開されました。
チャプター2以降は、随時公開予定だそうです。

チャプター1.広告業界でのビデオの状態

ビデオ広告を取り巻く概況

・ビデオ広告に留まらず、広告市場全体は急速に進化しています。純広、アドネットワーク、ターゲティング機能、そしてアドエクスチェンジ。これらの機能を広告主、媒体社は採用をしています。

・代理店もまた、アドエクスチェンジに強く興味をもっています。彼らのトレーディングデスクは、プレミアム媒体やそうでないものも自分たちの傘下に入れようと必死です。

・ユーザーの行動も急速に変化しています。様々なデバイスを使用し、ネット、SNS、ゲーム、メール、ショートメッセージサービスなど多岐にわたります。

・プレミアム媒体社は、アドネットワークとアドエクスチェンジを通じて、最高の収入と最高のリーチを手に入れるため挑戦を続けてます。

・小さな媒体社は、辛い時です。代理店は、様々なアドネットワークにアクセスでき、高度な解析ツールを使用可能になったためです。

ビデオ広告の規模

人口:188万人ネットユーザー(US)

視聴数:377億再生

広告在庫数:95億再生

市場規模:
2012年 25億ドル ⇒ 2014年 37億ドル ⇒ 2016年 54億ドル

視聴媒体:
HDTVs(オンデマンドサービス):66%
ノートパソコン:62%
デスクトップパソコン:55%
スマートフォン:33%
タブレット:17%

ビデオRTBについて:
今年度、ビデオRTBは急速に成長しています。
2013年には、全てのビデオ広告のimpressionうち25%がビデオRTBが占めると予想されています。
ちなみに、ディスプレイ広告は12%がRTB取引という割合に留まっています。
ディスプレイRTBは、獲得系案件が多いためCPMは低くなる傾向にあります。
しかし、ビデオRTBは、従来のTV広告のようにブランディングに使用する広告主が多く、
CPMは7ドルから9ドルへと上昇しております。まだまだビデオRTBへ重要は高まっており、CPMは上がる予想です。

ビデオ広告を購入する理由:
ターゲティングの能力 45.7%
計測機能:33.3%
リーチ:25.7%
価格:24.6%
ブランド名の認知:24.6%
顧客サービス:10.1%
※「とても重要」と答えた購入者の割合

今後の課題:
成長は続いていますが、まだまだ課題がある産業です。
売り手も買い手も新しいテクノロジーをためらっています。
アドテクノロジーは、無数に存在しているため、売り手にとっても買い手にとってもあまりにも分かりづらい状態です。
また、ビデオ広告はTV広告のGRPのような統一の基準がありません。また、デスクトップ、スマートフォン、タブレット、テレビを
横断するような計測方法も確立されていません。

原文はこちら
http://www.spotxchange.com/images/documents/articles/spotxchange-survival-guide-to-the-digital-video-landscape.pdf


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