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アドビ、動画配信事業者向け製品「Adobe Primetime」を国内市場での本格展開へ

アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐分利 ユージン、以下 アドビ)は本日、放送局や有料テレビサービスプロバイダー業界向けのプレミアム動画配信製品ファミリー「Adobe Primetime」の国内市場での本格展開を開始したことを発表しました。

2013年の世界最大放送機器展「NAB」で発表された本製品は、米国ケーブルTV最大手のComcastをはじめ、NBC Sports、MLB Advanced Mediaなどの先進的なプレミアム動画配信事業者に採用されてきましたが、今回アドビはPrimetime製品ファミリーに以下の新機能を追加し、ライブ・VODを問わず、多様なビジネスモデルを通じてさらなる事業収益最大化をサポートできる運びとなりました。

Adobe Primetime新機能概要

Adobe Primetime TVSDK for HTML5
マルチDRM(コンテンツ保護)対応のHTML5版動画プレーヤー
Adobe Primetime OTT:Adobe Marketing Cloudと連携したOTT事業者向け総合ソリューション
Adobe Primetime TVMM (TV Media Management):Videology と共同開発したプレミアム動画広告 プラットフォーム(計画・在庫予測・実行・測定)
Adobe Primetime Recommendations:独自アルゴリズムによる高精度な動画コンテンツレコメンデーション
加えて国内のパートナーシップ増強を行います。昨年発表した株式会社Jストリームとのイノベーションパートナーシップに加え、Primetime製品の実装開発について株式会社カタリナと、動画や広告コンテンツのクロスデバイスオーディエンス測定についてコムスコア社と、プレミアム動画広告の配信について株式会社サイバー・コミュニケーションズおよびVideologyとの協業に合意しました。さらに、アドビ社内の組織体制も強化し、今回の販売・導入支援体制を機に、国内におけるAdobe Primetimeの拡販を目指します。

Adobe Primetime国内パートナーシップ概要

株式会社カタリナ:Primetime製品システムインテグレーション
コムスコア・ジャパン株式会社:クロスデバイスオーディエンス測定の提供
株式会社サイバー・コミュニケーションズ:プレミアム動画広告配信ワークフローの確立
株式会社Jストリーム:動画ストリーミング基盤、DRM、およびライブ動画広告挿入の提供
Videology Japan株式会社:Adobe Primetime TVMMの国内展開
Adobe Primetimeの特長
Adobe Primetimeは、アドビが提v供する包括的なデジタルマーケティングソリューション「Adobe Marketing Cloud」を構成する8つのソリューションの一つです。PC、スマートフォン、 タブレット、ゲームコンソールなどあらゆる視聴デバイスに対して、著作権管理されたテレビ 番組や映画などを配信できると同時に、スムーズな動画広告挿入・管理を行うことができます。

スマートフォン・タブレットからインターネット動画を視聴するユーザーが、PCからのそれを 上回るようになった現在、放送局や有料テレビサービスプロバイダーには、ユーザーの使用するデバイスに適した動画視聴体験の提供が求められます。この実現にはデバイス毎に異なるコーデック、配信形式、DRMを組み合わせた動画ファイルを用意する必要があり、配信コストの増大とシステムの複雑化が課題となっていましたが、Adobe PrimetimeはDRMと配信形式を統一することでコストを低減します。また、HTML5動画テクノロジーの採用により新たなデバイスへの迅速な対応が可能になります。

PrimetimeはVOD動画配信に加えて、ライブ配信にも対応したスムーズな動画広告挿入機能、動画広告サーバーといったコンテンツの収益化に欠かせない機能も提供します。

さらに、Adobe Marketing Cloudを構成するその他のソリューション(Adobe Analytics、Adobe Social、Adobe Target、Adobe Experience Manager、Adobe Audience Managerなど)と連携することで、視聴データの収集・解析、オーディエンスの視聴行動データをもとにした番組編成の最適化、パーソナライゼーション、動画広告のターゲティング等が可能になります。

パートナーのコメント(50音順)

株式会社カタリナ 代表取締役社長 山岸 辰雄様
カタリナは既にAdobe Experience Managerとの連携を伴った Adobe Primetimeの実装開発の プロジェクトをアドビ システムズと共に進めております。カタリナのコンシューマ向けシステ ム開発のノウハウを活用いただき、本来のAdobe Primetimeの特徴である、サービス運用費やシステム開発費のコスト低減といった向上にとどまらず、ユーザビリティの向上をも実現した動画配信プラットフォームを開発しております。今回の販売・導入支援体制強化は我々にとって 大変嬉しいニュースです。導入開発のスピードアップを期待しています。

コムスコア社 APACシニアバイスプレジデント ジョー・ニューヤン様
Adobe Primetimeは、広告業界にとって、デジタル広告と動画のクロスデバイス消費を理解する ためのすばらしい進展です。すべてのマーケティング担当に信頼性の高い知見を提供できるこの革新的なエコシステムにパートナーとして参加できることを大変喜ばしく思います。

株式会社サイバー・コミュニケーションズ 代表取締役社長 新澤 明男様
日本特有のビジネス要件を満たすプレミアム動画広告の配信および運用ワークフローの実現に 向け、Adobe Primetimeを中心にアドビとの協業を推進してまいります。この取り組みがより健 全な動画広告市場の発展に寄与することを期待しています。

株式会社Jストリーム 代表取締役社長 石松 俊雄様
Jストリームは、Adobe Primetimeのイノベーションパートナーとしての連携を昨年6月に発表して以来、動画コンテンツの収益化を検討されている当社のお客様に対して、Adobe Primetimeテ クノロジーを活用したサービスを販売してまいりました。このたびのアドビの社内体制やサポ ―ト強化により、Adobe Primetimeを活用したサービスが日本のテレビ放送局やコンテンツプロバイダーにさらに導入しやすくなることを非常に嬉しく思っています。

Videology創業者兼CEO スコット・ファーバー様
VideologyがAdobe PrimetimeプロダクトチームとともにTVMM(TV Media Management=TV広告メ ディア管理)製品を創りあげることができたことを誇りに思っています。日本におけるこのパ ―トナーシップが意味するのは、メディア企業や放送局にとっては、デバイスを横断したコン テンツ収益化と、媒体が持つ動画広告在庫すべてにわたる適切な予測、販売、測定による事業 効率化です。Adobe Primetimeのグローバルと日本のチームの皆さん、おめでとうございます。

Adobe Marketing Cloud について

Adobe Marketing Cloud は、様々なデバイスとデジタルタッチポイントを通じてマーケティン グコンテンツの高度なパーソナライゼーションを実現することでビッグデータを駆使し、顧客 と見込み客への効果的なリーチとエンゲージメントを支援します。緊密に統合された 8 つのソ リューションにより、分析、Web/アプリのエクスペリエンス管理、テスト/ターゲティング、広 告、動画、オーディエンス管理、ソーシャルエンゲージメント、キャンペーン編成に重点を置 いた、包括的なマーケティングテクノロジーをマーケターに提供します。また、Adobe Creative Cloud との連携機能により、あらゆるマーケティングチャネルにおいて、クリエイティブアセットを容易に活用できます。Adobe Marketing Cloud は、Fortune 50 企業の 2/3 をは じめ、世界中の多くの企業に採用されています。

アドビについて

アドビは、世界を動かすデジタル体験を提供します。
アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイトに掲載されています。


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