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デジタルインテリジェンス、テレビCMの到達実態を可視化する視聴状況計測データ「GAP」の提供開始

株式会社デジタルインテリジェンス(本社:東京都渋谷区 代表取締役:横山隆治 以下 DI.)は企業のマーケティング活動のデジタル化を推進する各種のコンサルティングサービスを提供しています。このほど、テレビ CM の到達実態を可視化する指標として、新たに GAP™(グロス・アテンション・ポイント)を提唱。テレビ CM に対する視聴者の注視行動(アテンション)の累積を、テレビ CM の効果指標に組み込むためのコンサルティングサービスを開始しました。


情報過多と言われる環境のなかで、広告に対するアテンション(注視)の獲得は企業にとって関心の高いテーマです。テレビをつけながらテレビ画面の前にいない、あるいは手元のスマートフォンに注意を向けて断片的にしかテレビを見ていない状況があるなかで、テレビに露出されるCM が実際にはどのくらいに見られているのか、より正確な実態の把握が求められています。

DI.が提唱する GAP™は、最先端の顔認識技術により収集された視聴者個人単位の行動記録データに解析を加えることで、テレビ CM の実際の視聴状況をユーザー基点で明らかにしたものです。GRP(延べ視聴率)がテレビ画面への露出量を示す指標であることに対して、GAP™はユーザーのアテンション(注視)の累積状況を示します。アテンションの獲得を左右するのは、その CMのクリエイティブ力だけでなく、タイミング(時期・曜日・時間帯)や CM が挿入される番組コンテンツ等の変数との掛け算です。もちろんオーディエンスが誰かも大きな要因です。したがっ
て GAP™は、クリエイティブとメディアプランニングを統合したキャンペーンそのもののパワーを図る指標となりえます。

参考資料

右図は、同じ商品カテゴリーで、同一期間に同レベルの GRP で放映した2つのテレビCM の GAP™を計測したものです。横軸がGRP(延べ視聴率)、縦軸が GAP™(獲得アテンション)です。同等の露出量にも関わらず、期間の終わりに、GAP™において 30%相当の開きが出ています。GRP の管理では窺い知れない実際の注視度合いの差が生じていることが見てとれます。

DI.では、GAP™データを活用した<ダッシュボード>による TV 出稿の継続的なモニタリングの導入と、デジタル広告による補完のコンサルティングを行っていきます。メディアへの露出指標である GRP のアクチュアルデータに加え、ユーザー指標である GAP™の獲得状況を、自社ならびに競合などベンチマークすべきブランドを並べて追うことで、デジタル補完などの打ち手のタイミングやボリュームを戦略的に判断することができます。

また、投下 GRP に対する獲得 GAP™の水準変化をみることで、CM 素材の賞味期限(鮮度、訴求力の低下)を見極め、素材を差し替えるタイミングなどに活かすことも考えられます。


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