ソネット・メディア・ネットワークス、「Logicad ダイナミッククリエイティブ」で旅行サービス向けに最適化された広告配信の提供を開始
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社は、この度『Logicad ダイナミッククリエイティブ』において、旅行サービス向けに最適化された広告配信の提供を開始しました。
『Logicad ダイナミッククリエイティブ』は、サイトに訪問歴のあるユーザーに対し、閲覧履歴をもとにした興味関心が高い複数の広告クリエイティブを自動的に生成するものです。自動生成するためのレコメンドエンジンには、自社開発した人工知能「VALIS-Engine」を搭載しています。これにより全ユーザーの商品ページへの閲覧履歴から高精度な分析を可能とし、関連性の高い商品の広告を掲載していくことが特徴です。
今回の旅行商品への適用開始にあたり、DSP(*1)によるインターネット広告配信(バナー広告)に関する以下、実証実験を行いました。本実験において広告配信を実施し、効果測定を行ったところ、CTR(クリック率)、CPA(顧客獲得コスト)において、通常のリターゲティング配信と比較して効果が見られることがわかりました。
実証実験 サマリー
■内容 ダイナミック クリエイティブバナー(以下、DYC)と通常バナーの効果の違いを検証
・対象業種/案件数:旅行系/約50キャンペーン
・期間:2016年7月1日~7月31日
・広告配信方法:通常のバナー広告と、DYCによるリターゲティング配信(*2)
・デバイス:PC、スマートフォン
・エリア:全国
・バナーサイズ:PC:336×280、300×250、728×90、160×600(ピクセル) スマートフォン:300×250、300×50(ピクセル)
『Logicad ダイナミッククリエイティブ』は、ユーザーが閲覧した商品に加え、その関連商品を「おすすめ商品」として広告掲載しています。掲載は、全ユーザーの閲覧商品ページのログをもとに、レコメンドエンジンが関連商品やユーザー毎の興味関心に適した商品を決定します。さらに「VALIS-Engine」では、特定の人気商品だけでなく、ロングテールまで含めた幅広い「おすすめ商品」を抽出しているため、様々な都市の旅行商品が推薦されます。
『Logicad ダイナミッククリエイティブ』実証実験まとめ
・本検証において、旅行系向けのダイナミッククリエイティブ(DYC)の効果としてPC(パソコン)SP(スマートフォン)への配信とともにCTR向上、CPA改善などが確認された
・閲覧商品のCTRが高いのは、対象が高額商品のため、ユーザー申込までの検討期間が比較的長いと想定される。その場合、一度閲覧した商品を再度提示することで、効果が得られたと考えられる
・旅行関連商品は、商品点数が多くエリア(行き先)、金額などで選択の幅が絞られるため、「おすすめ商品」を選択するレコメンドエンジンとの相性も良く、DYCが強く効果を発揮