Google AdWords、モバイルテキスト広告に価格表示オプションを追加
Googleは、モバイル テキスト広告に、追加情報としてサービスや商品ごとの価格を表示できる価格表示オプションを導入しました。コンサートのチケットを購入するときも、レンタカーを借りるときも、消費者が購入を検討する際には、対象となる商品の選択肢と価格情報が求められます。価格表示オプションは、より利便性の高いユーザーの購買行動を実現することを目的としています。
購入につながる見込みの高いクリックを促進
価格表示オプションを使うと、広告がクリックされる前の段階から、スワイプ可能なカード上でユーザーに有益な情報をアピールできます。 各カードは個別の商品やサービスに関するものとなっており、その説明と価格、関連するランディング ページへのリンクも表示されます。 このように情報を体系的に表示することで、ユーザーはモバイルの検索結果ページから移動しなくても、さまざまな商品やサービスを比較して、購入候補に含めるかどうかを決定できます。
価格表示オプションは、他の広告表示オプション(サイトリンクを除く)と併用して使うこともできます。 たとえば、すでに集客目的で電話番号表示オプションを利用している美容院であれば、「女性のヘアカット」「男性のヘアカット」「子供のヘアカット」といった利用者の多いサービスについて、価格表示オプションを作成してサービスごとに価格をアピールすれば、美容院のサイトを見るまでもなくユーザーが電話で予約を入れてくれる可能性が高まります。
価格表示オプションのご利用方法
価格表示オプションの管理、スケジュール設定、レポート作成は、[広告表示オプション] タブで行います。 価格表示オプションはアカウント単位、キャンペーン単位、広告グループ単位で設定できるため、アカウントやキャンペーン単位で一般的な情報をアピールし、広告グループ単位でより具体的な情報をアピールすることも可能です。
この美容院の例であれば、「美容院」や「ヘアサロン」といった一般的なキーワードを含むキャンペーンに、「ヘアカット」「ヘアカラー」「トリートメント」の価格表示オプションを作成すると効果的でしょう。 また、「男性ヘアカット」や「バレイヤージュ サロン」といった具体的なキーワードを含む広告グループに、それに対応する具体的なサービスの価格表示オプションを作成することもできます。
プロモーションやイベントなどで期間限定の割引を実施する場合は、常に正しい価格情報を表示できるよう、複数の価格表示オプションを作成し、それぞれに適切なスケジュールを設定しましょう。 どのような用途で使う場合でも、価格表示オプションで表示する情報はキーワードとの関連性が高く、宣伝する商品やサービスの種類に対応するものにしてください。 各価格表示オプションには、必ず 3 個以上 8 個以下の情報を含めてください。 お客様のビジネスと関連性の高い項目について、なるべく多くの価格表示オプションを設定することをおすすめします。
現在のところ、価格表示オプションは掲載順位 1 位のモバイル テキスト広告に限って表示されます。 価格表示オプションの詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。