Google、AdWordsにおいてモバイル ファースト時代に対応する 3 つの広告イノベーションを提供開始
Googleは、5 月に開催された Google Performance Summit において、モバイル ファースト時代を生きる消費者とマーケティング担当者の双方に利益をもたらす、新しい広告プラットフォームを発表した。
新プラットフォームでは、拡張テキスト広告とレスポンシブ広告がマーケティングの舞台に新たな命を吹き込み、デバイス別の入札単価調整によって精密かつ柔軟な最適化が可能になるという。
広告イノベーションは本日より順次展開され、AdWords を利用中の全世界のユーザが利用可能となる。
拡張テキスト広告
Google は、検索結果右側の広告枠を廃止し、検索エクスペリエンスの向上と各デバイス(スマートフォン、PC、タブレット)間の統一を図ってきた。
拡張テキスト広告は、最も一般的なスマートフォンの画面サイズ向けに最適化されたフォーマットで、半角 30 文字(全角 15 文字)の広告見出し 2 つと、従来よりも長い半角 80 文字(全角 40 文字)の広告文 1 行か成る。
これほど大きな変更が行われるのは、15 年前に AdWords がサービスを開始して以来初となる。
AdWords Editor および AdWords API も拡張テキスト広告に対応しているため、広告の作成や編集を一括で行って時間を節約することも可能。
2016 年 10 月 26 日より、標準テキスト広告の作成や編集はできなくなり、以降は拡張テキスト広告フォーマットによる広告のみ作成や編集が可能となる。
既存の標準テキスト広告は引き続き拡張テキスト広告とともに掲載される。
ディスプレイ用のレスポンシブ広告
ディスプレイ向けのレスポンシブ広告を利用すれば、多様性を増すコンテンツ タイプや画面サイズに自動的に適応する広告を作成可能となる。
半角 25 文字(全角 12 文字)の広告見出しと半角 90 文字(全角 45 文字)の広告見出し、半角 90 文字(全角 45 文字)の広告文、画像、URL を用意すれば、Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)に参加する 200 万以上のアプリやウェブサイトに見栄え良く表示できる広告を、Google が自動的にデザインする仕組み。
デバイスの入札単価調整
AdWords では PC・タブレットにおける入札単価を基準として、モバイル単価調整比(-100% 〜 +300%)を設定するような仕様となっていた。
しかし、モバイルファーストの時代に合わせ、あらゆるデバイス向けの広告をまとめて管理できるように、デバイス別の入札単価調整比(-100% 〜 +900%)の柔軟な設定が可能となる。
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