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DAC、音声によるコンテンツ認識技術を活用した広告配信システムを独自開発

2017.2.27

D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢嶋弘毅、東証二部 証券コード:6534、以下 DACHD)とデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長COO:島田雅也、以下 DAC)は、音声をもとにテレビやラジオ、屋外広告等、ユーザーがオフラインで視聴中のコンテンツや広告を特定し、その視聴状況に応じて広告を配信するシステムを独自に開発しました。本システムに関連し、新たに特許を取得しましたのでお知らせいたします。

背景

 昨今、ユーザーのインターネット利用時間は増加しており、ユーザーの1日あたりメディア総接触時間のうち、スマートフォンやタブレットのシェアは30%に迫っています(※1)。それに伴ってマスメディアとデジタルメディアを掛け合わせたマーケティング活動へのニーズは日々高まっています。
 例えば、特定時間帯におけるテレビ番組やCMへの接触をリアルタイムに把握するためには、専用アプリの立ち上げや番組関連キーワード入力等、ユーザーの能動的な作業によってテレビ視聴とスマートフォンの情報を紐づける必要があります。このため、テレビ広告とデジタル広告をシームレスかつ効率的に連動した広告キャンペーンの実施が難しい等の課題があります。
 このような課題を解決するため、音声によるコンテンツ認識技術を活用した広告配信システムを開発いたしました。

特許の概要

 今回新たに取得した特許では、ACR(※2)を活用し、テレビやラジオ、屋外広告から発せられる音の特徴をスマートフォンのマイクを通じて捕捉することで、ユーザーが視聴しているコンテンツや広告を特定します。そして、DACが開発・提供するDMP「AudienceOne®(※3)」と連携させることで、ユーザーごとのオフラインメディアへの接触状況に応じた最適なデジタル広告やコンテンツのターゲティング配信が可能となります。

DACの音声情報

<特許の概要>
DACの音声情報

 DACは定額制動画配信サービスやテレビの見逃し視聴サービスが拡大し、ユーザーの動画視聴スタイルが多様化する潮流に対し、本特許の活用によりマスメディアとデジタルメディアを掛け合わせた新たなマーケティング手法を提供します。

 今後もDACHDグループでは、さまざまな先進的技術を活用し、マスメディアとデジタルメディアやオフライン行動データとオンライン行動データを繋げた新規性のある広告モデルの開発に取り組むことで、広告市場の拡大に貢献してまいります。


(※1)
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ「メディア定点調査・2016」より
(※2)
ACR(Automatic Content Recognition)は、現在視聴されているコンテンツの映像や音声等を分析し、そのコンテンツが何かを特定する技術です。
(※3)
DACが開発・提供している「AudienceOne®」は、広告配信結果、ソーシャルメディア、提携企業の3rd Partyデータなどを収集・解析し、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などの様々なマーケティング施策に活用できるDMPです。DMPとして国内最大級のデータ量を扱い、ユニークブラウザ数4.8億を超えるオーディエンスデータやアプリデータを保有し、格納するデータ量は1兆レコードを超えます。


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