Googleの媒体社向け新サービス「Exchange Bidding」とは
2017.6.20
Googleは、DoubleClickの新しい媒体社向けサービスである「Exchange Bidding」のオープンβ提供を開始すると同社のブログで発表をしました。
Exchange Biddingとは
シンプルな説明をすると、DoubleClickが提供するヘッダービディング(ヘッダー入札)ソリューションと言えます。
他のSSPがDFP包囲網と対抗するためにヘッダー入札ソリューションを続々と発表していますが、それへの具体的な対抗策とも考えられます(完全に敵対しているとも言えませんが)。
Exchange Biddingの強み
やはり最大の強みは、DFPと直接連携がされているヘッダー入札ソリューションという点です。
DFPを利用しているユーザーは、既に埋め込んでいるDFPのタグのみでヘッダー入札取引が可能になるため、管理も実装も非常にシンプルな1つのタグで終わります。
またGoogleは、ユーザーの体験低下を招かずにマネタイズを上げるポイントは「スピード」としており、レスポンス速度は非常に優れたものになりそうです。
クローズドβテストを行っていた媒体社では、そのような速度の向上もあり、平均で二桁%の収益増加を達成したとレポートしています。
Exchange Biddingの接続パートナー
ブログを公開した段階(米国時間2017/6/9)では、COMET・OpenX・Sovrnなどとしていますが、今後多くのパートナーと接続しエコシステムを拡大させていくことが予想されます。