Criteo、トラッキング防止機能(ITP)回避策を示せず株価が上場来安値更新
リターゲティング広告プラットフォームでありアドテク企業の雄であったCriteoの株価が暴落しました。
暴落の理由は、Appleの最新Safariで実装されたトラッキング防止機能(ITP)の効果的な回避策を見込めずに、第4四半期の業績見通しを修正したことを受けてのものでした。
9月のSafariのアップデートで実装されたトラッキング防止機能(ITP)であったが、10月の時点では、Criteoは回避策があると発表をしていました。
しかし、その迂回策的な方法はAppleのさらなるアップデートで防がれ、効果的な回避策が見込めずにリターゲティング広告に大きな影響があることは避けられないこととなり、業績を下方修正させました。
国内・海外問わずITPの影響は広がっており、国内のベンダーも迂回策を行っているがAppleの徹底的な阻止の動きもあり、今後も影響は拡大しそうです。
ブロックチェーン技術を利用したアトリビューション評価の動きも出てきており、本格的にCookie以外のトラッキング方法に移行していく時期とも言えそうです。