Videology、ウォール街の技術企業の合併・買収(M&A)ベテランのS・マクラウド氏をCFOに起用
世界最大の非上場ビデオ広告プラットフォーム企業であるVideologyは13日、スコット・マクラウド(Scott Macleod)氏を最高財務責任者(CFO)に採用したと発表した。マクラウド氏は通信会社やメディア、技術系企業で新規株式公開(IPO)、負債や株式によるファイナンス、企業の合併買収(M&A)、戦略的提携を手掛けた経験を持ち、Videologyでは財務、法務、人的資源、管理各業務のすべてを統括する。
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マクラウド氏は23年以上(このうち16年は投資銀行)にわたる金融業界での経験をVideologyで生かす。同氏はメリルリンチのGlobal Communications Groupの設立メンバーで、メリルリンチのAsia Pacific Telecomsの業務を確立した。その後はロスチャイルドにマネジング・ディレクター兼North American Telecom Groupのヘッドで入社。投資銀行家として企業融資やM&A(通信、メディア、技術業界で100億ドルを超える多企業の案件を含む)を75件以上取りまとめた。Nexlink Communications (のちにXO Communicationsと社名変更)では、Corporate Development部門を任され、同社を29億ドル規模のConcentric Networks買収に導いた。Nexlinkの財務報告や財務計画、通信会社の監査や交渉のほか、5億6000万ドル超の販売経費の管理も受け持った。CFOに就任したSkyTerra Communicationsでは9億ドルを超える資金を調達し、同社を2010年に21億ドルで売却した。マクラウド氏は2010年以降、企業(最近ではUniloc Luxembourg)が新たな戦略、財務方針を追及するのを助ける戦略・投資アドバイザリー業務を務めている。
Videologyのスコット・ファーバー会長兼最高経営責任者(CEO)は「Videologyが新市場に向けて拡大を続け、サービスを多様化する上で、スコットが組織にもたらす知識と経験に期待している。わが社は多くの選択肢も持つ恵まれた立場にあるが、スコットがエンタープライズテクノロジー会社との業務で培った指導力は、わが社の次の成長段階への計画で計り知れない価値を持つだろう」と語った。
マクラウド氏は「ビデオ映像は消費者の生活でますます重要になり、メディア支出に占める割合も増えていく。マーケッターやパブリッシャーがテレビとビデオの融合を十分活用する最高の技術をVideologyは提供していると確信する。同社がこのビジネスチャンスを取り込むために、しっかりした財務態勢を取れるよう心掛けたい」と述べた。
マクラウド氏はラトガース大学で文学士(経済学)、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン校で経営学修士(MBA)を取得している。
▽Videologyについて
Videology(videologygroup.com)は世界最大の非上場ビデオ広告プラットフォーム企業である。ビッグデータを簡素化することによって、マーケッターやメディア会社が映像視聴の価値を十分取り込めるスマートな広告方針を決定できるよう支援している。同社の数学・科学に基づく技術は、収斂化するメディア業界で顧客企業が最高の成果を達成するため、デジタル・ビデオ広告とテレビ広告を管理、測定し、最適化できる。
Videology, Inc.は株式非公開企業で、ベンチャー・ファンドの投資を受けており、投資家の中にはCatalyst Investors、Comcast Ventures、NEA、Pinnacle Ventures、Valhalla Partnersが含まれる。Videologyは米メリーランド州ボルティモアに本拠を置き、主な事務所をニューヨーク、オースティン、トロント、ロンドン、パリ、マドリード、シンガポール、シドニーに持ち、北米全域に販売チームを展開している。