サイバーエージェントとM-Force、ブランドマーケティング領域において協業を開始
ウィズコロナ時代により顧客心理と行動が大きく変容していく昨今、企業のブランドマーケティングにおいてさらなるビジネス成長の促進には、顧客理解に基づく「顧客起点」での戦略策定・実行が不可欠と考えます。
このたび当社は、マーケティング戦略により、企業の課題解決およびマーケティング投資対効果の最大化の支援を行う当社子会社のサイバーエージェント・ストラテジーと、『本質的なマーケティングとは、世に流通するすべての「モノ」「コト」「サービス」を顧客視点で捉え、顧客にとって価値があるものへと進化させること』を理念とするM-Forceとともに、M-Forceの提供する独自のフレームワーク「9segs」を導入し、ブランドマーケティング領域において協業することに至りました。
これにより、「9segs」を活用しながら、サイバーエージェント・ストラテジーが実務を執り行い、「顧客戦略」に基づいた、マス広告から、流通・店頭施策まで、End-to-endで一貫したブランド体験を提供する「包括的なブランドマーケティング戦略」の策定と実行を支援いたします。
なお、「9segs」を活用しての顧客戦略の策定には、元マクドナルド CMO 足立 光氏、元西友 執行役員 久野 克宜氏、吉野家 常務取締役 伊東 正明氏の3名が、M-Forceのパートナーに2020年7月より参画しており、「経営とマーケティングを繋ぐ顧客戦略」を可能にいたします。
当社は今後も、企業の課題解決およびマーケティング投資対効果の最大化に向けた支援を行うとともに、顧客の短期的な売上向上のみならずブランドロイヤリティの強化を図り、長きに渡り多くの顧客に「意図的に選ばれるブランド」構築に努めてまいります。
今後の取り組み予定
・個別プロジェクトにおける協業
・顧客起点でのブランドロイヤリティを強化する包括的なマーケティング支援に関するオンラインセミナーの開催
(内容:「9segs」から導き出す、どのような顧客に(WHO)、どのようなブランドコンセプト(WHAT)を訴求するかという顧客戦略および、顧客戦略を具現化するマーケティング活動(HOW)など)
「9segs」について
自社ブランド・競合ブランドを「9つの主要な顧客セグメント」に分解し、顧客情報を戦略的に分析する手法で、数々の企業やブランド向けに導入しているフレームワークです。
自社ブランド・競合ブランドの顧客情報(デモグラフィックや価値観などの顧客像にまつわる情報、ブランドに対するイメージにまつわる情報、価値観・購買習慣・メディア習慣のような行動情報など)が数値化されるため、どういったアプローチが顧客を動かしビジネスを伸ばしうるのかを精緻に分析した上で、顧客戦略を策定することが可能です。数値で証明され可視化された顧客戦略は、組織に明確な方向性とフォーカスを与えるため、施策開発・実行フェーズにおいても重要な羅針盤となります。