ビデオリサーチとNTTドコモら、出版社のデジタルメディアビジネスの共通指標整備に向けた調査開始
ビデオリサーチは、一般社団法人日本雑誌広告協会、NTTドコモ、D2Cとともに、出版社が手掛けるデジタルメディアビジネスの共通指標整備を目的とした、雑誌広告業界共同による「電子雑誌読者プロファイリング調査」を2020年9月に実施することを決定いたしました。
近年、雑誌広告ビジネスはデジタル領域での広告効果やアカウンタビリティも含めてニーズが高まっており、「利用者特性の可視化」「効果指標データの整備」が懸案となっております。当社は広告効果指標に関する知見を用いながら、日本雑誌広告協会が2018年9月に発足した電子雑誌広告タスクフォースと共に、電子雑誌の配信サービスを担うNTTドコモ、D2Cと情報交換を行い、調査手法や指標に関する検討を進めてきました。
本調査は、当社が全体管理を担い、日本雑誌広告協会、各協力出版社、そして、広告会社3社(電通、博報堂DYメディアパートナーズ、ADKマーケティング・ソリューションズ)の出資による共同調査として実施いたします。
対象とする「dマガジン」上の電子雑誌(9社22誌)について、それぞれの読者属性、閲読状況に加えて、インターネットおよびインターネット広告に対する意識、生活価値観など、雑誌本誌との比較も含めて検証を行います。これにより、雑誌由来のデジタルメディアの特異性や優位性を明らかにするとともに、今後の広告効果指標構築に向け基準値の整備を図りたいと考えています。
調査結果については日本雑誌広告協会より要約を調査レポート等で公開するほか、詳細データは様々なメディア研究の場で活用していく予定です。
当社は本調査を基軸に、今後も出版社が手掛けるデジタルメディアビジネスの信頼性や価値の向上を図り、データに基づくプランニングや取引の活性化に向け、今後も努めてまいります。
【調査概要】
対象誌 9社22誌 *詳細は「調査対象誌一覧」参照
調査時期 2020年9月初旬
調査対象者 ※調査エリア dマガジンにおける対象誌閲読者 ※調査エリア:全国
調査方法・内容 アンケート調査(基本属性/インターネット意識/生活価値観、など)
アンケート配信数 Total 4,000s (回収数は各誌により変動あり)
調査設計・全体管理 株式会社ビデオリサーチ
測定・実査機関 株式会社NTTドコモ
株式会社D2C
【結果リリース】2020年12月予定