KDDI、化粧品ECプラットフォーム「NOIN」に出資
KDDIは、有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」 を通じて、2020年12月29日に化粧品EC (電子商取引) プラットフォーム「NOIN」を運営するノイン株式会社に出資しました。今後KDDIは、化粧品販売におけるオンラインカウンセリングの導入など、「NOIN」での新しい体験価値の創出に向けてノインと連携を開始します。
近年のEC市場の拡大により、日用品などはオンライン購入が一般的となりましたが、化粧品については、オンラインの購入比率が約6% (該当項目へジャンプします注1) と低く、対面のカウンセリングが可能な店舗での購入が中心です。一方、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、外出自粛期間中はスキンケア商品などを中心にオンライン購入比率が約64% (該当項目へジャンプします注2) に上昇するなど、今後オンライン販売の拡大が期待されています。
「外出自粛期間前後の化粧品購入に関する意識調査」調査結果サマリ
ノインは、化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を提供する企業です。「NOIN」は、メイクアップ術やメイクのお悩みを解決するオリジナル記事の提供などを通じ、約1万5千点を超えるバリエーション豊かな商品の中から、お客さまにとって最適な化粧品をアプリで見つけるサポートを行っています。また「NOIN」は、累計ダウンロード数が250万ダウンロードを突破し、月間アクティブユーザー数も10代から30代前半の女性を中心に約100万ユーザーを超えるなど、実績を大きく伸ばしています。さらにプライベートブランドとして、ヘアオイルtioo (ティオ)、トレンドのメイクアップアイテムsöpö (ソポ) を開発・販売し、söpöは全国のファミリーマート店舗でも販売され話題となっています。
本出資を通じてKDDIは、「NOIN」へのオンラインカウンセリング導入などの新しい体験価値の創出に加え、au PAYなどの決済やコマースサービスなどとの連携を行うことで、「NOIN」の成約率向上に寄与し、ノインの事業成長を支援していきます。またKDDIは、ノインを化粧品業界におけるリアルとバーチャルが融合したOMO (該当項目へジャンプします注3) 事業拡大に向けたパートナーとして位置づけ、オンラインカウンセリングなどの導入を通じ、EC・店舗とお客さまをつなぐワン・トゥ・ワン・コミュニケーションの拡大を目指します。