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InMobiら6社、IDFAに依存しない「Post-IDFA Alliance」を設立

IDFA

InMobiは、Appleが先日発表したIDFAポリシーの変更を受け、モバイルマーケターとアプリパブリッシャーの懸念に対処するモバイルマーケティングテクノロジー企業のアライアンス「Post-IDFA Alliance(読み方:ポスト・アイディエフエー・アライアンス)」を設立したことを発表しました。アライアンスにはLiftoff、Fyber、Chartboost、Vungle、SingularおよびInMobiと、モバイル広告に関わる様々な業種の代表的な企業が連なります。

Appleが予定するiOS 14のアップデートにより、ユーザーはアプリごとにIDFA情報の提供を判断することが可能になり、業界側がAppleのユーザープライバシーに関するガイドラインに確実に準拠するためには、App Tracking Transparency(ATT)フレームワークおよびSKAdNetworkの採用が必要となります。

Post-IDFA Allianceは広告主側のプラットフォーム、メディア側のプラットフォーム、モバイル広告効果測定パートナーを代表したアライアンスで、今回のAppleの変更を受け、モバイルマーケターとアプリパブリッシャーがIDFAポリシー変更後のプライバシー重視型の世界へ、シームレスに移行することをサポートするWebサイト(英語)「No IDFA? No Problem」を構築しました。ここには多様な動画、ブログ、ケーススタディ、ベストプラクティス、ウェビナーおよびツールを備えており、マーケターやアプリパブリッシャーがプライバシー重視型のモバイル広告環境下でも競争力を保つための実践的な情報を提供します。

InMobiのパブリッシャープラットフォーム・エクスチェンジ担当ゼネラルマネージャーを務めるクナール・ナグパル(Kunal Nagpal)は、次のように述べています。「InMobiは常にお客様のプライバシーを最優先に考えており、今回のIDFAポリシー変更の精神を100%支持します。今回の変更は業界にとって大きな変化であり、Post-IDFA Allianceは、シームレスに移行できるよう必要なナレッジを提供していきます。また広告主が、常に高い投資利益率を維持してきたモバイルアプリから今後も継続した利益を確保できるよう、サポートしていきます。Liftoffや他のアライアンス企業と協力し、今回のイニシアチブに、自社のアドエクスチェンジ、DSPおよび消費者向けプロパティに基づくInMobi独自のモバイル専門知識で貢献していきます。」

Liftoffのマーケティング担当バイスプレジデントを務めるデニス・ミンク(Dennis Mink)氏は、次のように述べています。「Appleが予定しているプライバシーポリシーの変更は、モバイルマーケティング業界における近年最大級の変化です。Post-IDFA Allianceは、コミュニティ精神に基づく取り組みを通して、マーケターがこの変化をシームレスに乗り切るために必要なツールを提供します。メディア、広告主、そして広告効果測定の専門知識を提供し、この新時代へのスムーズな移行を確実に成功させ、プライバシーが強化された世界でも、iOS上で変わらずマーケティング効果を上げられるようにサポートしていきます。」

SingularのCEO兼共同設立者を務めるガディ・エリアシブ(Gadi Eliashiv)氏は、次のように説明しています。「IDFAポリシー変更後の世界で、ユーザーを獲得できるように適切かつ迅速に準備することが、マーケターの大きな競争力に繋がります。しかしながら、まだ多くの企業がこの大きな変化に向け、自社チームやテクノロジーを急いで適応させている段階にあることは明らかです。そのため、Post-IDFA Allianceに加わり、業界をリードするパートナーと共に、マーケターの準備や最終的な事業の継続的成長を促せる知見を提供できることを非常に嬉しく思います。」

Fyberの製品担当VPを務めるアロン・ゴラン(Alon Golan)氏は、次のように述べています。「モバイルマーケターやパブリッシャーがIDFAポリシー変更後の不確実性と課題を乗り越えることをサポートするためには、メディア側、広告主側および広告効果測定側の密接な協力が重要になり、パートナーと共にPost-IDFA Allianceをリードすることが極めて重要です。コンテクスト・ターゲティングなどのプライバシーに配慮した広告ソリューションを用いることによって、素晴らしいモバイル広告環境をプライバシーを重視したうえで備えることが可能なのです。」

Chartboostのグローバルサプライ・パートナーシップ担当シニアバイスプレジデントを務めるマギー・メサ(Maggie Mesa)氏は、次のように述べています。「広告主側と収益化側の両方のイニシアチブに影響するAppleのプライバシーポリシー変更に対処するにあたり、業界の重要なプレイヤーが集結して、アプリのパブリッシャーやマーケターへナレッジを提供し、支援していくことは重要な取り組みとなるでしょう。Post-IDFA Allianceを通じて、アプリ開発者の成功をサポートしていきます。」

マーケターやアプリパブリッシャーが、ニューノーマルに適応する昨今、Post-IDFA Allianceもクライアントの成功を最大化するための新たな技法やプロトコルを開発し、IDFAオプトインの変更後に予想される事態に先駆け、「混合型LAT(追跡型広告制限)トラフィック」などの他のオプションの調査にも投資します。


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