両毛新聞社、復刊後およそ1年で破産申請へ
2021.7.12
栃木県足利市に拠点を置く両毛新聞社は、7月1日、宇都宮地裁足利支部より破産開始決定を受けました。
1932年に創刊された「足利日報」が前身で、1946年に現在の名称である「両毛新聞」に変更された地元に愛されていた地方紙でした。
近年は、デジタル化による部数の減少に加えて、新型コロナウイルス流行による広告の急減などを受けて2020年5月9日付で一時休刊、6月6日に旧:両毛新聞社は解散となりました。しかし、根強いファンの声に応える形で、新法人として両毛新聞社が立ち上がり、従業員や事業などを継承し、2020年8月3日に復刊を果たした。
ただ復刊後も新型コロナウイルス流行は続き、広告などの厳しい状況は続き、2021年6月15日をもって再度休刊となり、この度破産申請する形となりました。