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DAC、データセクション社に出資

2014.6.5

このたび、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:矢嶋弘毅、以下 DAC)は、ソーシャルメディア情報の収集・分析で豊富な実績を持つデータセクション株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:澤博史、以下 データセクション)に出資を行いましたので、お知らせいたします。

◆出資の背景
 ブログや投稿サイトなどをはじめとしたソーシャルメディアは、コミュニケーションツールとして急速に普及しています。その代表的なサービスであるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の国内利用者数は、2013年末で5,422万人(インターネット利用人口に対する比率56.5%)、2015年末には6,321万人(同65.3%)に達すると予測されています。(※1)
 また、情報・通信環境整備による社会や生活のデジタル化の大きな進展、インターネットやスマートデバイスの普及、デジタルデバイスの処理速度・能力の向上、消費者によるソーシャルメディアを使った情報発信増大などに伴い、いわゆるビッグデータの量や活用範囲も急速に拡大しています。国内のビッグデータ市場は、2012年から年間平均成長率37.5%で成長し、2017年には1,016億円の規模に達すると予測されています。(※2)
 また、DACが主力事業で展開しているインターネット広告市場では、顧客にまつわるデータを一元的に格納・管理するプラットフォームであるDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)が注目を浴びています。DACにおいても、DMPを中心としたオーディエンスデータの収集・分析・活用の強化を重点施策の一つとしており、連結子会社である株式会社モデューロが、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などの様々なマーケティング施策に活用できるDMP「AudienceOne®」を提供しています。

(※1) 株式会社ICT総研調べ
(※2) IDC Japan株式会社調べ

◆出資の目的
 データセクションは、2000年に創業し、ソーシャルメディアを軸とした事業を先駆的に実施・展開してきました。ソーシャルメディアをはじめ、インターネット上に散らばるデータを大規模に収集・分析する技術とノウハウを強みとし、国内では最多種・最大量のデータを保持しています。主力商品は、ソーシャルメディアのモニタリング・分析を行うSaaS型ツール「Insight Intelligence」や、ソーシャルメディアデータ収集代行サービスで、東証一部上場企業を中心として数百社に及ぶ顧客リストと実績を有しています。また、2013年6月にはアジア展開及び開発拠点として、ベトナムに子会社DATASECTION VIETNAM CO., LTDを設立し、グローバル展開も進めています。
 DACは今後も高い成長が継続して見込めるソーシャルメディア・ビッグデータ領域において、更なる競争力の確保と、新しい事業機会創出のために、データセクションへの出資をすることといたしました。

◆今後の展開
 インターネットマーケティングが対象とするデータは、Webサイトやソーシャルメディアなどのインターネット上でのユーザー行動の履歴情報のみならず、ユーザーの属性情報や関心事項、リアルでの消費行動など多岐に渡っており、取り扱うべきデータ量は莫大なものとなります。更に今後、スマートフォンやタブレットなど、ユーザー行動との結びつきが強いモバイルデバイスの普及・進化や、あらゆるものがデジタルでつながる社会の到来により他のメディアとの連動も可能となることから、これらのデータ量は飛躍的に増大するものと考えられます。
 DACはこれまで、ビッグデータを中心とした最先端のマーケティングソリューション分野に関して様々な取り組みを行ってまいりましたが、今後の社会環境の変化を見据え、データの取り扱いについては業界全体での取り組みに深くコミットするなど十分配慮をしていきながら、データセクションと連携を行っていくことで、適切で効果的なマーケティングソリューションを提供してまいります。

 またこうした活動を通じて、DACは、インターネット広告市場の発展に貢献するとともに、インターネットマーケティングの進化を図り、企業ビジョンである「Empowering the digital future /デジタルの未来に、もっと力を。」を推進することで、社会に貢献してまいります。


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