ホットリンク、2021年12月期通期予想を上方修正~越境EC事業が好調~
ホットリンクは、クロスバウンド事業の越境ECプラットフォームの新サービスの好調などを理由に2021年12月期通期予想を上方修正しました。
売上高は、期初予想に比べ13.7%増の見通しとなりました。これは、クロスバウンド事業の越境ECプラットフォームの新サービスが想定を上回る大きな伸びとなったことが主要因です。
一方、2021年12月期第2四半期決算短信に記載しましたとおり、DaaS事業において第2四半期会計期間にSNSデータアクセス権の1つが契約更新をしなかったことにより売上の減少が見込まれましたが、クロスバウンド事業の当サービスが、DaaS事業の減少分をカバーする以上に大きく伸長する見込みとなり、期初予想を上回る見通しとなりました。
損益については、営業利益は期初予想に比べ51.1%増の見通しとなりました。これは主には、売上の増加による増益効果に加え、販管費を期初予想に比べ抑制することができる見込となったためです。また上記に加え、第3四半期会計期間において、金融収益に投資有価証券評価益が大きく計上されたことにより、税引前利益は期初予想に比べ251.0%増、また当期利益は226.6%増となる見通しとなりました。
この投資有価証券の評価益は、中長期的な事業の種まきのために、ブロックチェーン分野における世界規模の動向調査と人脈構築を目的としてブロックチェーンスタートアップに投資するファンドに出資しており、このファンドの資産価値が増加したことによるものです。資産価値の評価に関しては、変動リスクを考慮し、適切な安全率をかけて評価しております。なお、投資有価証券の評価損益については、第3四半期累計期間に計上した実績のみで上表の見込を算出しており、第4四半期会計期間における評価損益は織り込んでおりません。