InMobi、Anzu社のプログラマティック型インゲーム広告における優先的パートナーシップ
InMobiは、世界最先端のインゲーム広告ソリューションを提供するAnzu社とのAPAC地域におけるインゲーム広告在庫の優先利用(ファースト・ルック・アクセス)に関するパートナーシップを発表しました。これによりInMobiは、Anzuの世界中のモバイルプログラマティック在庫の利用に加え、APAC地域においては、話題を集めるインゲーム広告のプログラマティック在庫を優先的に利用することが可能となります。
Anzuが強みとするインゲーム広告ソリューションは、ゲーム世界の中の看板、スタジアムや建物の屋外広告、モニターなどの3Dオブジェクト上に、IAB(米国インタラクティブ広告ビューロー)基準に準拠した視認性の高い広告フォーマットを、プログラマティック広告として配信することができるものです。ユーザーにとってはプレイするゲームの世界観に溶け込んでいるため、実際のゲーム体験がもっとリアルなものとなります。
特筆すべきこととして、Anzuはアドベリフィケーション企業のMOATとの協業により、インゲーム広告内のビューアビリティ(視認性)の測定機能を実装し、InMobiにおいても、インゲーム広告におけるプログラマティック配信の視聴メトリクスを利用できるようになりました。Anzuは、この他にも、アドフラウド対策企業のHUMANをはじめ、ComscoreやLumen、ブランドリフト測定企業のNielsen、データ分析企業のKochavaなどと連携し、万全の体制を整えています。
Anzuの共同創業者兼CEOのイタマール・ベネディ(Itamar Benedy)氏は次のようにコメントしています。「このたびのInMobiとのパートナーシップによって、APAC地域で、さらに多くの広告主がインゲーム広告の無限の可能性を実感するでしょう。InMobiの専門知識と巨大な広告ネットワーク、そしてマーケットに関する知識が加われば、APAC地域における当社のソリューションはその提供範囲を大きく拡大させることができます。APAC地域には世界最大規模のゲームユーザーがいます。当社のソリューションはユーザーのゲームエクスペリエンスと完全に調和し、常にブランドにとって安全な方法でユーザーにすることができます。」
InMobi Exchangeは世界中の大手DSPと連携済みで、この度、Anzuのインゲーム在庫が加わることで、最適なサプライパスで、素晴らしい広告体験をユーザーに提供することが可能となります。広告主は豊富なゲームジャンル、そして多くのゲームタイトルで、スケールメリットを感じることができるでしょう。
InMobiの日本のカントリーヘッドを務める井料武志は次のように述べています。「今回の当社とAnzuとのパートナーシップ実現にあたっては、世界最大の広告代理店グループであるWPPからも多くのサポートを頂きました。広告主は、ゲーム世界の中で、自然な形でブランドをユーザーに届けることが可能となり、関わるすべての立場の人にとって幸せなウィンウィンとなる理想的な広告と言えるでしょう。」
さらに、InMobi Exchangeを利用するゲームパブリッシャーは、AnzuのSDKを活用できるようになります。すでにUbisoft、MyGames、Sir Studiosなどの大手ゲーム会社は利用開始しており、インゲーム広告でも自社ゲームタイトルのマネタイズを実現しています。InMobi Exchangeは同一プラットフォーム上で、インゲーム広告と、通常の広告のマネタイズの双方における収益増のサポートを実現できるようになります。
東南アジアで人気の高いモバイルゲームパブリッシャーであるAmanotesのコマーシャリゼーションマネージャー、リー(Ly)氏は次のようにコメントしています。「当社にはユーザーエクスペリエンスの継続的な改善とビジネスの拡大という2つの大きな目標があります。この2つの目標のバランスをとることは非常に難しいことですが、Anzuによって両者を同時に達成できるようになりました。インゲーム広告表示によって、ゲームユーザーのことを第一に考えながら、リアルなエクスペリエンスを提供すると共に、安定的で信頼できる収益源確立によるビジネス拡大という目標も達成することができます。この種の広告は、当社がすでに導入している他のマネタイズ手法とも高い親和性があります。」
モバイルゲーム市場はコロナ禍の初期から急拡大しており、モバイルゲームの新規ダウンロード回数はコロナ前に比べて45%増加しています。こうした伸びは若い世代以外でも見られています。eMarketerの調査によると、米国内だけでも全人口のほぼ半数にあたる1億6300万人がモバイルゲームを利用しており、マーケターがつい最近まで想定していた従来の「ゲームユーザー」のステレオタイプが当てはまらなくなっています。
Anzuについて
Anzuは、世界で最も先進的なゲーム内広告ソリューションを提供します。Anzuはモバイル、PC、コンソールプラットフォームで動作し、現実世界のブランド広告をビデオゲーム、eスポーツトーナメント、ライブストリームに直接溶け込ませることが可能です。リアルタイム分析と既存のデジタル業界標準をゲーム内に導入する唯一のソリューションとして、Anzuの特許取得済みのテクノロジーは、ゲームに溶け込みながらも視認性の高いIAB準拠の広告フォーマットを提供します。Anzu独自の全方位のAdTech統合スイートは、Moat、Comscore、Kantar、Nielsenなどの業界リーダーとの連携によって、広告の視認性、ブランド向上率測定、オーディエンス認証、データエンリッチメント、不正検出の機能を備えています。
Anzuは、これまでにWPP、Sony Innovation Fund、BITKRAFT Ventures、HBSE Venturesなどの投資家から1700万ドルを調達しています。グローバルパートナーには、PepsiやSamusungなどの広告主、UbisoftやNaconなどのゲームスタジオが含まれます。
InMobiについて
InMobiは世界的なマーケティングテクノロジー企業です。企業のマーケティング活動の支援を行うとともに、パブリッシャーのマネタイズのサポートも行います。豊富な経験と、世界中の強力なリーチによって、あらゆる分野のマーケター、クリエイター、企業から支持されてきました。ロックスクリーンプラットフォームを提供するGlance、動画プラットフォームのROPOSOなどのグループ会社が存在します。本社はシンガポール。東京のほか、サンフランシスコ、バンガロール、ニューヨーク、シカゴ、カンザスシティ、ロサンゼルス、デリー、ムンバイ、北京、上海、ジャカルタ、マニラ、クアラルンプール、シドニー、メルボルン、ソウル、ロンドン、ドバイで事業を展開しています。