ARROVAとAnzu、日本市場でのインゲーム広告を活用したマーケティング推進で提携
■パートナーシップの意義
ARROVAは、日本で初めてROBLOXのゲーム内広告の取り扱いを開始したほか、Fortniteにおける企業の独自空間制作、メジャーなゲームパブリッシャーとのゲーム内広告開発など、ゲームのマーケティング活用における先進的な取り組みを行っています。
Anzuは、インゲーム広告開発基盤(SDK)を有する欧米市場最大手のテクノロジー企業として、主要なゲームコンソールメーカーと連携し、多数のゲーム開発エンジンに対応可能な技術力の高いSDKを提供しています。同時に、インゲーム広告枠へ広告を配信するプラットフォームも運営しています。
今回の戦略的パートナーシップでは、日本においてインゲーム広告を普及させるべく、ゲームパブリッシャー・広告主・ゲームプレイヤーの3者にメリットをもたらす三方良しの「ゲーム広告エコシステム」を実現していきます。広告主企業においては、ARROVAが提供するDSP「InGameADforZ」(※3)を利用することで、AnzuのSDKを用いてインゲーム広告を導入している全世界100以上のゲームタイトルおよび1億5,000万以上の月間アクティブユーザーに対して、広告配信が可能となります。
<Anzu Virtual Reality Ltd. Co-Founder & CEO:Itamar Benedy氏 コメント>
日本はデジタル広告の市場規模が世界第4位、ゲーム市場が世界第3位であり、これら2つのギャップを埋めるインゲーム広告の可能性を考えると、非常にエキサイティングです。ARROVAと協力し、広告主が日本のダイナミックなゲームコミュニティと真のつながりを築くことができるソリューションを通じて、すべての当事者に利益をもたらすことを光栄に思います。
<株式会社ARROVA 代表取締役社長 荒井浩介 コメント>
ARROVAは2024年を「ゲーム広告元年」と位置づけ、ゲームメディアのマーケティング活用を推進しております。ゲーム広告の中でも、ゲーム空間内に掲載されるネイティブな広告フォーマットがインゲーム広告で、そのゲーム空間内に広告を導入するために欠かせないのがAnzuのSDKです。欧米市場における多くの導入実績に裏付けされた、高い技術力を誇るAnzuとともに、日本におけるゲーム広告市場の活性化に取り組んでまいります。
■主な協業領域
1. サプライ領域:AnzuのSDKを用いたゲームパブリッシャーへのインゲーム広告枠の開発支援
2. デマンド領域:インゲーム広告枠の販売推進
3. データ領域:インゲーム広告配信に関わるデータの利活用連携
4. ゲーム広告普及領域:インゲーム広告を含むゲーム広告のマーケティング活用の普及推進
■ARROVAとAnzuが提唱する三方良しの「ゲーム広告エコシステム」構想
●ゲームパブリッシャーのメリット
良質なゲーム作品を提供し続けるには莫大な開発費用が必要で、インゲーム広告により広告収益を得ることで開発資金を補うことができます。また従来のリワード広告と異なり、プレイを中断せずゲーム空間に溶け込む広告フォーマットを用いるため、最も重要なコンテンツ品質を保てることから、広告によってはリアリティが向上するケースもあります。
●広告主のメリット
若年層への訴求効果が高いゲーム広告、ならびに忌避感を与えにくい新しい広告フォーマットで認知を獲得することができます。ゲーム中は画面を注視し続けるため、通常のウェブメディアに掲載される広告と比べ、視認性が高く、広告の視聴時間が長くなる傾向があります。
●ゲームプレイヤーのメリット
プレイを中断し広告を強制視聴する必要がなくなるため、ゲームの体験を阻害されることがなくなります。また、広告クリエイティブとゲーム空間の相性がいい場合は、ゲームのリアリティが増しプレイ体験が向上するケースもあります。(例:レーシングゲームにおいて、コース上に自動車メーカーの看板が掲載される場合など)
このように、3者が相互にメリットを生み出し恩恵を受け続けられるサイクルを、ARROVAとAnzuの戦略的パートナーシップにより実現してまいります。
■今後の展開について
海外市場におけるゲームコンテンツのメディア化が進む中、ARROVAとAnzuは「三方良しゲーム広告エコシステム構想」を推進し、日本市場におけるゲーム広告活用の取り組みを加速させてまいります。