サイバーエージェントグループのAWA、音声ライブ配信事業に参入
AWAと音楽サブスクの現状
AWAは、サービス開始当初より、プレイリスト文化の構築、パソコン、テレビ、カーナビ、ウェアラブル端末、スマートスピーカーなど様々なデバイスへの対応、楽曲に合わせて歌詞をリアルタイムに美しくアニメーションさせる機能「LYRIC DIVE(リリックダイブ)」、ユーザー同士がリアルタイムに、同じ空間で同じ音楽を楽しみながらチャットができる、仮想空間「LOUNGE(ラウンジ)」など、新しいユーザー体験を提供してきました。そして、この度、LOUNGEの音声ライブ配信機能とフラワーチャットによる収益化機能の一般解放を開始させ、音声ライブ配信事業に参入することで、さらに新しい音楽体験を広げていきます。
※一般社団法人 日本レコード協会「音楽メディアユーザー実態調査 2021年度」より算出
音声ライブ配信事業参入への想い
一方で、作品それぞれから得られた体験や感情は人によりさまざまで、再生数や視聴数のみでその対価を完全に評価できるわけではありません。音楽デジタル体験において、この側面はまだ解決できているとは言えず、今後さらに健全な音楽コンテンツの創造サイクルを作っていくために、「感情体験の還元」が必要不可欠な要素であると考えています。
サブスクによる視聴体験の還元と同時に、揺れ動いた感情の分だけアーティストやクリエイターに還元される「新たなエコシステム」をデジタル上で実現するために、AWAは新たに音声ライブ配信事業に参入いたします。音声ライブ配信を活用し、クリエイターとリスナー双方が感情を共有しやすく、対価をフィードバックしやすい環境を構築することで、路上ライブでのチップ文化のように、デジタル上でもクリエイターが提供するその場限りの体験に対して、リスナーが対価を送れる世界を実現します。
仮想空間×共体験がよりリアルに
今回のアップデートでは、アーティストや一部のユーザーに限定していた音声ライブ配信機能を全ユーザーに解放したことにより、音楽サブスク初となる“正規音源を流しながらの音声ライブ配信”が、誰でも行えるようになりました。従来のチャットコミュニケーションだけでなく、音声による自由度の高いコミュニケーションにより、配信者はリスナーとの深い交流や臨場感のあるコンテンツ提供が可能になり、リスナーは配信者をよりリアルに感じることができるようになります。さらに、フラワーチャット機能も同時解放したことで、リスナーの声も配信者に届けやすくなり、アーティストやクリエイターを直接支援することが可能になりました。
なお、今後はブラウザ版LOUNGEでの開催機能、音声ライブ配信機能の追加も予定しており、より多くのクリエイターやリスナーがLOUNGEでの新たな音楽空間体験を楽しめる環境を提供してまいります。