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サイバーエージェントの「ABEMA」、コネクテッドTV広告において国内パブリッシャー初となるIAS計測に対応

サイバーエージェント
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、パブリッシャーとして日本国内で初めてコネクテッドTV(以下、CTV)広告におけるIntegral Ad Science(以下、IAS)計測に対応いたしました。これにより「ABEMA」が今年7月から正式提供を開始したCTV特化型広告ソリューション「ABEMA Ads CTVパッケージ」において、第三者による広告評価が可能になります。

CTV広告市場は2025年には1,600億円を超える規模まで成長すると見込まれておりますが(※1)、マーケット全体での課題はまだ多く、例として、プラットフォームを横断したCTV広告の効果計測ソリューションやターゲティング広告の整備などが挙げられます。これらが求められる理由の一つとして、CTV広告をターゲットにしたアドフラウドの存在があり、米国などCTV広告が拡大するマーケットでは、CTV環境に投下される予算が急増するにつれ、CTVを狙った詐欺行為の発生数も増えています。

「ABEMA」ではこのような課題を踏まえて、広告主への透明性と信頼性を担保した広告環境の整備と日本国内のCTV広告市場の健全な発展を目的に、アドフラウドおよびブランドセーフティ計測をはじめとするデジタルメディア品質分野のグローバルリーダーであるIASのソリューションに対応いたしました。

今回の連携によって、IASをご利用の広告主は「ABEMA」のCTV広告において、IASが提供する測定基準のうち、主に「アドフラウド(不正・無効なトラフィック)」「広告の視聴完了率ビデオ(動画視聴)」が計測可能になります。

今回のIAS計測の対応後、「ABEMA」のCTV広告を2ヶ月間テスト計測したところIAS計測による動画広告のグローバル平均値と比較した際に、アドフラウド率が約177分の1、広告の視聴完了率が約2.4倍高いなど、「ABEMA」のCTV広告が高い安全性と品質を兼ね備えた優良な広告媒体であることが証明されました。

「ABEMA」では、プロコンテンツをベースとした広告配信面におけるコンテンツフィルタリングを徹底することでブランドセーフを確保するとともに、透明性の高いダイレクトセールスおよびプログラマティック環境の構築、ユーザーフレンドリーな完全編成型の広告枠の設計などを通じて、安全・安心な広告在庫を提供しており、今後もこの取り組みを継続することで、健全なCTV広告市場の構築に努めて参ります。

IASの日本カントリーマネージャー、山口武氏は次のようにコメントを寄せています。
「グローバルでは、既に多くのメディア予算がリニアTVからCTVへシフトしています。日本でも今後ますます消費者のメディア嗜好がCTVへ移行すると予測される中で、今回、ABEMA様が国内パブリッシャーとして初めて、IASのCTV計測に対応いただいたことは、業界にとって大きな一歩だと嬉しく思います。弊社が日本のデジタル広告関係者を対象に実施した調査では、58%の回答者が今年最もイノベーションが期待できるメディアの1つとして『CTV』を挙げ、広告投資を増やす予定だと回答しました。その一方で、CTVの広告在庫の増加に伴い、ブランドリスクやアドフラウドの脅威が高まることが懸念されていました。ABEMA様では、第三者による検証を通じてメディア品質の透明性と確保に取り組まれ、IAS計測の結果、テスト時に優れたメディア品質のパフォーマンスを示されました。ABEMA様でのIAS計測の開始は、CTVのメディア品質確保に向けた業界の動きを後押しするものです。」

今後も「ABEMA」では、CTV広告市場の発展に向け、透明性の高い計測環境の整備に取り組むとともに、広告主の皆様の広告効果最大化を図る広告商品の開発・提供に努めてまいります。

<注釈>
※1  2022年3月「国内コネクテッドテレビ広告市場規模」 AJA/SMN/デジタルインファクト調べ


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