Twitter Japan、コンバージョン計測などのパフォーマンス広告測定機能の強化を発表
Twitterは、新たに進化したTwitterピクセル、コンバージョンAPI、およびアプリ購入数最適化プロダクトの提供を開始しました。
新たに進化したTwitterピクセル
今回リニューアルしたTwitterピクセルは、パフォーマンス広告において重要な機能であるウェブサイトコンバージョンのトラッキングを可能にする測定ソリューションです。これを設定することで、広告主はTwitter利用者がプラットフォーム内で広告を見た後、またはその広告に対してクリックなどのエンゲージメントを行った後のアクションを追跡して広告の費用対効果を測定することができます。
新しいTwitterピクセルの機能
ウェブのアトリビューションを改善:新しいTwitterピクセルにはいくつかの機能が追加されており、広告主は以前よりも多くのイベント(利用者がショッピングカートに商品を追加するなど)を測定できるようになりました。
測定の設定とトラブルシューティングがより容易に:広告主が測定ソリューションをよりシームレスに設定できるようイベント作成プロセスを簡素化し、Chromeの拡張機能であるTwitter Pixel Helperをアップデートしました。広告主がウェブキャンペーンの効果を把握しやすくなると同時に、Twitterピクセルが正しく設定できているかを確認する際に、より的確なサポートを受けられるようになります。
コンバージョンAPI (CAPI)
Twitterは、すべての広告主に向けてコンバージョンAPI(CAPI)の提供も開始しました。CAPIは、広告主が自身のサーバーから直接TwitterのAPIエンドポイントに接続し、サードパーティークッキーを介さずにTwitterにコンバージョンイベントを送信できるようにする測定ソリューションです。Twitterはサードパーティークッキーへの依存を減らすことでプライバシーの保護とセキュリティの強化を図り、Twitter広告の利用価値を高める取り組みの一環として、この仕組みを導入しました。
また、CAPIを活用することで、Twitterピクセルを導入せずにコンバージョンの最適化と広告ターゲティングのパフォーマンスを向上させることができます。広告主は初めて、ウェブサイトにピクセルを設置することなくデータ接続を行い、コンバージョンを確認できるようになりました。また、TwitterクリックIDやEメールアドレスなど、CAPIを介してさまざまなパラメータを持ったコンバージョンイベントをTwitterのAPIエンドポイントに送信することができ、広告に対し利用者が取った行動をより深く理解できるようになります。
広告主がどのようにCAPIを活用しているかについてはこちら(英語)を、TwitterピクセルとコンバージョンAPIの詳細はこちら(英語)をご覧ください。
アプリ購入数最適化
アプリ広告では、パフォーマンスの良さがものを言います。アプリ広告を実施する広告主がインストール数に加えて期待するのは、利用者の購入などマーケティングファネルの下部におけるアクションが促進されることです。そこで、パフォーマンス目的の広告主にとってTwitter広告がファネル下部の成果向上に大いに役立つようにするための第一歩として、アプリ購入数最適化を開発しました。
この機能は、アクションを起こしそうなオーディエンスを機械学習を活用して特定することで、アプリをインストール後、そのアプリで商品を購入する見込みの高い利用者に焦点を当てて広告を配信することを可能にします。初期のテスト*では、以下のような結果が得られました。
・89%の広告主が、アプリ内での購入あたりコスト(Cost-Per-Purchase, CPP)の低減を実感
・アプリインストール数最適化と比較した場合、クリック課金型広告ではCPPが中央値で30.4%の削減、インプレッション課金型広告では中央値で12.8%の削減が見られた
現在、このプロダクトはAndroidアプリを対象としてすべての広告主に提供されています。iOSアプリへの展開についても現在計画中です。
*出典:2022年第2四半期にTwitter社内で実施した、アプリ購入数最適化キャンペーンとアプリインストール数最適化キャンペーンを比較したデータ
今後の展望
より効果的なパフォーマンス広告のビジネスを築き上げていくために、Twitterでは最適化モデルやコンバージョンオプション、そして測定ソリューションのアップデートなど、さまざまな取り組みへの投資を増やしていきます。また、独自のパフォーマンス・ロードマップに基づき、今後も新しいプロダクトを順次発表していくことでお客様に価値あるサービスを提供していきます。
・コレクション広告:広告主が一連の商品を並べて消費者に紹介することができる新しい広告フォーマットです。魅力的な商品画像をメイン画像の下にサムネイルとして表示させることができます。各画像は、消費者を異なるウェブサイト、または商品ランディングページへ誘導し、広告主のさまざまな目的達成を後押しします。
・ウェブサイトコンバージョン最適化(仮称): 既存のコンバージョン最適化モデルの大規模な改良を行い、商品を購入したりカートに追加したりといった、ファネル下部でアクションを起こす見込みの高い人に向けて広告を配信します。
・ダイナミックプロダクト広告:Twitter利用者のプラットフォーム内外での行動に基づき、関連性の高い商品を適切な人に適切なタイミングで動的に判断し配信することで、販売やコンバージョンを促進する新しい広告です。