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PR TIMES、メディアのデジタル化・収益化を支援するキメラと資本業務提携

2022.8.23

PR TIMESは、デジタルメディア向けのサブスクリプション管理プラットフォームなどを運営する株式会社キメラに出資したことを発表しました。

両社は今後、自社あるいは両社協力してのサービス展開を行いながら、互いにメディア運営企業に対し、事業のデジタル化や収益化を支援します。サブスクリプション管理ツールのほか、デジタルメディアの効果分析ツールの提供などでメディア運営企業の収益改善を支援するキメラと、事業者発の一次情報をデジタルで配信・流通を担うPR TIMESが連携し、新聞社・出版社などによるデジタルメディアの収益強化とともに、それらのメディアを通じた地方地域の情報流通の活発化を後押ししていきます。

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メディアへの支援で連携

キメラは、「情報消費の様式が大きく変化する現代は、読者が触れたいと思えるコンテンツはノイズに埋もれ、メディアビジネスが苦境に立たされている」との現状認識を持っています。そのうえで、コンテンツの価値が広く伝わり、適切に評価される流通の仕組みをつくることで、情報インフラの持続的な発展に貢献することを目指しています。キメラは従来型メディアのデジタル化や、デジタルメディアの収益改善に向けた各種サービスを提供・運営しています。

2019年からメディア運営企業への支援事業を本格化させ、デジタルメディアの「エンゲージメント」と呼ばれる指標を測定する、コンテンツエンゲージメント分析ツール「Chartbeat」の日本総代理店として販売・サポートを開始。コンテンツごとにユーザーの滞在時間や訪問頻度、回遊率などの各種指標を分析、レポートすることで、これまで閲覧数(PV数)など限られた指標しか得られなかったデジタルメディアの運営企業にとっては、「サイトを訪れた読者が、どのコンテンツにどの程度関心を持ったか」を可視化できるようになり、継続的に媒体を改善していく戦略が立てやすくなります。Chartbeatは現在、国内の大手新聞社・出版社・放送局・ウェブメディアなど、63メディアで導入されています。

2021年には、デジタルメディアのサブスクリプション管理プラットフォーム「Ximera Ae(現在のサービス名「AE」)」の提供もスタートしました。AEは、コンテンツ単位の課金から定額課金までサイトの方針に応じた課金が行えるSaaS (Software as a Service=サービスとしてのソフトウェア)です。既存CMSへの実装が可能で、複雑なシステム連携開発なしに短期間で実装でき、導入・運用コストが低廉なのが特徴です。購読者管理や各種分析機能もあり、静岡新聞社『あなたの静岡新聞』、ジャパンタイムズキューブ『Sustainable Japan by The Japan Times』などで導入されています。

ツールの提供にとどまらず、デジタルビジネスにおけるユーザー分析から戦略策定・実行まで多岐にわたるハンズオン型支援を行う「メディアパートナー」事業も行っています。静岡新聞社をはじめとする地方紙や出版社に対し、電子版のコンセプトやコンテンツ戦略の設計支援、新規メディア立ち上げ支援など幅広い提案を行っています。

これらのサービスによって、読者のニーズや行動を把握・分析し、適切な形で課金を行い、デジタルメディアの収益改善を多面的に支援しています。


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