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リテールDXのフェズ、電通グループなどからシリーズDで18億円調達

fez

リテールDXを推進する株式会社フェズは、シリーズDラウンドのファーストクローズにて、株式会社電通グループおよび住友商事株式会社を引受先とした第三者割当増資により、18億円の資金調達したことを発表しました。また、株式会社電通プロモーションプラスおよび住友商事株式会社と業務提携契約の締結も合わせて発表しました。

資金調達および業務提携の背景・概要

フェズは、2015年の創業以来、リテール業界をデータで変革したいという強い想いのもと、ドラッグストアチェーンを皮切りに複数の大手リテール事業者とのパートナーシップを結んでまいりました。現在、約1億ID分のID-POSデータ※と連携し、購買データや店頭データなどを管理・分析するリテールデータプラットフォーム「Urumo(ウルモ)」を開発・提供しております。

消費行動の変化や顧客ニーズの多様化により、リテール事業者やメーカーでは顧客体験価値を高める効果的な施策が求められ、これまで以上にデータに基づく事業戦略の立案や実行、効果検証の必要性が高まっております。

こうした中、「Urumo」を活用した情報(広告)×商品(販促)×売場(店頭)のワンストップソリューションをさらに拡充し、より多くのリテール事業者やメーカーへ提供することでリテールDXの推進を加速させ、リテール業界の成長に貢献するべく資金調達および業務提携を行いました。
調達資金は、事業拡大のための人材採用や育成、プロダクト開発の強化などに投資予定です。
フェズは、「情報と商品と売場を科学し、リテール産業の新たな常識をつくる。」というビジョンのもと、関連企業との積極的な連携やプロダクト開発に取り組み、リテール業界の成長のために進化し続けます。

※ フェズが連携するID-POSデータは、各リテール事業者様より許諾を得た際に利用が可能です。

各投資家・業務提携先からのコメント(順不同)

株式会社電通プロモーションプラス 代表取締役社長執行役員 湯川 昌明様
小売業のDXを支援し、購買データの分析とプロダクト開発の力、そしてリテール領域への豊富な知見を持つフェズ様との業務提携により、当社は、販促ソリューション開発の高度化および提供に向けた取り組みを加速させます。店舗誘導型の広告と売場を連動させた販促施策や、購買データ・広告接触データ起点でのアカウンタビリティある施策提案、ならびに、販促への投資対効果を可視化するソリューションを開発し、お客様が求める販促ニーズにこたえてまいります。この領域の未来を創り出そうと活気あるフェズの社員の皆さんとともに、お客様の「販促ソリューションのNo.1パートナー」を目指して活動していきます。

住友商事株式会社 執行役員 ライフスタイル事業本部長 竹野 浩樹様
この度シリーズDでの増資引受、及び業務提携契約締結を実施させていただくことになりました。フェズ社のビジョンである「情報と商品と売場を科学し、リテール産業の新たな常識をつくる。」に共感し、フェズ社・お客様・小売・広告主いずれにとっても有益かつ新たな価値提供の実現のため、弊社の有する小売事業基盤やノウハウの提供を通じて、フェズ社の成長の一助となるべく支援をしていきたいと考えています。

代表のコメント

私たちフェズは、「情報と商品と売場を科学し、リテール産業の新たな常識をつくる。」をビジョンに掲げるリテールテック企業です。
リテール業界は、1,000万人以上もの人々が関わり、140兆円規模と言われる巨大なマーケットです。 だからこそ、このリテール市場を変革することは、社会的インパクトも巨大であり価値を感じております。創業から7年間、すべてはリテール業界変革のために、約30億円投資をしながら、「Urumo」をはじめとした事業を推進してまいりました。
今回の資本業務提携では、フェズだけでは成しえない事業のスケーラビリティを実現し、リテール産業の皆様へのさらなる還元ができると信じております。今後、フェズは現在連携するデータに加え、リテール事業に関わるすべてのデータをプラットフォーム化し、リテール業界にとって最適なプロダクトを提供することで、リテールテックのリーディングカンパニーとして責任持って市場を牽引し続けます。


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