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ビューアブルな広告のROASはノンビューアブルな広告と比べて約3倍の差【IAS調査】

2022.11.24

Integral Ad Science(IAS)は、費者の購買行動をパーソナライズするショッパーインテリジェンスのリーダーであるCatalina社と共同で実施したケーススタディを発表しました。この検証は、メディア品質が広告費用対効果(ROAS)と売上上昇にどのように影響するかを理解し、ビューアブルな広告、タイムインビュー、ビジネス成果の間にある強い相関関係について、より深い洞察を得ることを目的としています。

モバイルとデスクトップの両環境でディスプレイ広告を利用した大手消費財ブランドの売上促進を検証するため、Catalina社はTest versus Control Methodologyの手法を用い、キャンペーンの売上上昇率を算出しました。テストグループは、ブランド広告に接触した推定1460万世帯で、構成されています。

(検証の測定期間は2022年5月〜7月まで)

この検証から、以下のことが判明しました。

・180%: ビューアブルな広告のROAS(広告費用対効果)は、ノンビューアブルな広告の約3倍に跳ね上がった
・74%:広告に接触したグループで見られた売上増加の74%が、ビューアブルな広告の閲覧者によってもたらされたものであった
・3秒~10秒:売上増につながる最適なタイムインビューは3秒~10秒であった

3秒〜10秒間ビューアブルだった広告が、それよりも短い時間/長い時間ビューアブルだった広告の両方を上回る増加指数 118 を記録し、売上促進・ROASに直接的な影響を及ぼしていました。

ias

Catalinaの戦略的パートナーシップ担当SVPのBrian Dunphyは次のように述べています。
「Catalinaは、パーソナライゼーションとショッパーインテリジェンスのリーダーとして、ブランドや小売業者と提携し、キャンペーン中とキャンペーン後の消費者の反応、購買活動、売上増、ROASに関連するメディアの価値に対する理解を深めてきました。今回のIASとの連携により、消費財ブランドや代理店がメディア投資を最大限に活用できるよう支援できることを嬉しく思います。」

IASのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるYannis Dosiosは、次のように述べています。
「ビューアビリティは重要な指標ですが、タイムインビューなどの指標は、アテンションと成果のさらに正確な指標となり得ます。この調査でもたらされた強力なインサイトは、タイムインビューと店頭売上との間に明確な関連性が見られること、つまり、より良い成果への直接的な影響が見られることです。Catalinaのような測定会社と連携することで、メディアの品質が我々のお客様のアテンションと成果に与える重要性と影響について、より深く理解することができます。」


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