西日本新聞社、Glossomとコンフィデンスとの協業によりデジタル人材育成による地域DX支援事業を開始
西日本新聞社は、Glossom株式会社と株式会社コンフィデンスとの業務提携により、デジタル人材の育成を行い、九州の企業のDXの取り組みを支援していきます。
経済産業省のDXレポート*以降、国内においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが加速しています。一方で、IT人材需給に関する調査**によると、それらの取り組みを担う人材は不足していくことが課題視されており、地方においては、その傾向がより顕著になっていくことが想定されます。このような状況に対し、西日本新聞社、Glossom、コンフィデンスの3社は、地域におけるデジタル人材を育成し、企業のDXの取り組みを支援していくことで、課題解決に繋げていきます。
コンフィデンスは、ゲーム・エンタメ業界に特化した人材事業とWEBメディアを手がけており、ゲーム・エンタメ業界を含む様々な業界のWEBプロモーション支援を以前から行っております。そこで培った知見と人材事業における採用・育成・マッチングのノウハウを活かして、今回の取り組みでは、九州でのデジタルマーケティング関連のキャリアを志望する方々を採用し、DX業務に関する教育を行い、業務進行管理を担います。
GlossomはグリーのDX事業の中核を担うグリー株式会社100%子会社です。グリーグループのデジタルマーケティング業務に加え、多くの企業のプロモーションやマーケティング、データ分析といったDXに関わる業務の支援を行っています。今回、これら業務の一部を九州で採用したスタッフで行う中で、人材のレベルアップを図っていきます。同時に、九州のクライアント企業に対してもDXの取り組みの提案と支援を行っていきます。
前述のとおり、DXへの機運が高まる一方で、実行に不可欠なデジタル人材の不足は地域にとって企業成長の足かせとなる課題と言えます。
西日本新聞社としては、この提携を通じて、福岡・九州のデジタル人材の育成を推進しながら、そこで得られたリソース、ノウハウを活用して地場企業のDX支援を行っていきます。また、我々が持つメディアでの情報発信や同様の課題を抱える地場企業をつなぐコミュニティ創出により、課題解決の知見の共有、企業間連携を促進していきます。
そして将来的には、他エリアの新聞社との連携により、この取り組みのベストプラクティスを他地域に横展開していくことを目指します。
今回の協業により、3社は地域企業のDXに関して顔の見えるコミュニティの中での取り組みの活性化と、その結果による生産性の向上と新収益創出の支援を行うことで、地域経済を元気にすることに取り組んでいきます。