電通グループ、スペインのコンサルティング会社「オメガ社」買収
電通グループは、インターナショナル・マーケット(海外市場)においてテクノロジーを活用したデータ分析および顧客体験マネジメント(CXM)※1領域をけん引するMerkle(以下「マークル社」)を通じて、スペインのCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)コンサルティング会社であるOmega CRM Consulting(以下「オメガ社」)の株式100%を取得しました。
2002年設立のオメガ社は、独立系のエージェンシーとしてスペイン最大のSalesforceパートナー企業です。約550名のエキスパートを抱え、マドリード本社を含むスペイン国内に10カ所とフランス・パリにオフィスを擁しています。主な事業内容は、医療、小売、教育、製造業など多岐にわたる顧客企業へのSalesforceプロダクトのCRMコンサルティング・サービスの提供であり、2022年度の収益は前年比50%以上の成長となる見込みです。
本買収により、オメガ社がマークル社の傘下に加わることで、オメガ社の強みであるCRMコンサルティングのノウハウとマークル社の強みであるデータマーケティングの連携を加速させ、マークル社のスペインにおけるSalesforce関連サービスの更なる強化を図ります。
さらに、これにより電通グループ内での、Salesforceのトレーニングを受けたスタッフの数は2,000人以上、Salesforce認定資格数は5,000人以上になる予定です。
また、2022年12月14日発表の豪州「Aware Services(アウェア・サービス社)」買収※2に続き、本買収も、事業変革の指標として掲げる、連結売上総利益におけるカスタマートランスフォーメーション&テクノロジー(CT&T)※3構成比率拡大に貢献します。電通グループは今後も、同領域へリソースや投資を集中させていくことで、事業変革と持続的な成長を実現していきます。
Omega CRM Consulting社の概要
正式社名: Omega Customer Relationship Management Consulting, S.L.
本社所在地: スペイン マドリード州
設立: 2002年
株主構成: 株式取得後、マークル社100%
代表者: David García Fuentes(CEO)
従業員数: 約550名
事業内容: SalesforceプロダクトのCRMコンサルティング・サービス