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WPP、独自のブランド測定・診断ツールを日本で提供開始

2023.8.24

wpp

 

WPPは、業界をリードするグローバルブランド分析プラットフォームBAV(Brand Asset Valuator)の日本での提供を開始したと発表しました。BAV JAPAN 2023 データセットは129の製品・サービスカテゴリー、868ブランドをカバーし、1万人の回答者サンプルを有しています。このデータセットを利用し、日本のブランドと消費者に関する3つの分析結果をまとめ発表しました。

 

 

1. 影響力のあるブランドは、消費者から強い感情的なエンゲージメントを獲得している

ブランドが人々の生活や行動に強い影響を与える9つのグローバルな特徴を特定し、以下に9つの特徴の説明と影響力の高い日本ブランドの例をリストしました。

 

【ブランドが生活に影響を与えるグローバルの特徴とブランド】

Innovation / イノベーション 常に先を見据えて、未来に期待をかける 任天堂
Authenticity / 真正性 強固な伝統と真のブランドらしさ スタジオジブリ
Status / ステータス ステータスとクラス感が凝縮したもの 帝国ホテル
Trust / 信頼 信頼性-迷うことなく選ぶブランド ヤマト運輸
Convenience / 利便性 消費者に大きな価値を提供する コメリ
Contemporary / コンテンポラリー トレンドを取り入れ、ユニークな方法で注目を集める ameba
Performance / パフォーマンス 卓越した品質で知られている SONY
Fun / 楽しさ 幸せ、喜び、楽しさを呼び起こす ガリガリ君
Purpose / パーパス 経済的成功を超えたミッション TOYOTA

 

2. 市場を制すリーダーにとって最も重要なブランドの影響力の特徴は「イノベーション」「パーパス」「パフォーマンス」の3つ

各特徴での強さは、それぞれ異なる目的や属性に資するが、「イノベーション」「パーパス」「パフォーマンス」による影響力は、リーダーシップの重要な指標であることが分かりました。

イノベーションが強いブランドは、未来への期待を示し、常に時代を先取りしていると認識されるブランドで、推奨率が69%高い。パフォーマンスが強いブランドは製品やサービスの品質で知られるブランドであり、より高い対価を支払う価値があるとして2.8倍のスコアを獲得。そしてパーパスのトップブランドは経済的成功を超えた使命を持つブランドであり、2倍高い嗜好性を維持しています。

 

3. 影響力のあるブランドは、より強力なビジネスの成長を推進する

影響力のある日本ブランドの上位10%が、優れた株主価値と強い相関関係があることも分かりました。 影響力の高いブランドは、消費者とのより強い感情的なエンゲージメントを構築し、より強力なビジネスチャンスにつなげています。

 

WPPジャパンのCEOである松下恭子は次のように述べています。「WPPはクライアントのためにクリエイティビティの力で答えを出す会社であり、お客様がより良いサービスや製品を提供できるよう、そのユーザーインサイトをオンタイムに、かつ関連性とインパクトがある形でお届けすることが当社の大切な役割であると認識しています。BAVは急速に変化する世界の市場でクライアント企業の成功を支えるブランドデータセットとして成長してきました。BAVは、明確で簡潔なインテリジェンスを瞬時に導き出す強力な分析エンジンであり、日本のお客様には、そのグローバル競争力をより一層強化するツールとしてお役立ていただけるものと確信しています。」

 

WPPのBAVグループ会長であるデビッド・ロスは、次のように述べています。 「BAVの使命は、お客様がブランドを最大限に理解して事業の成長機会を特定し、ビジネスの変革を進められるようにすることです。BAVが30年にわたり蓄積した世界各国のブランドと消費者のデータを活用することで、各市場でのブランド認知とそのパフォーマンスの経時的な変化を文化的な背景を踏まえて評価することが可能となります。」

 

WPPのBAVに関する詳細と、各種分析ツールをお試しいただくには、こちらをご覧ください。

https://wppbav.com/

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日本におけるWPPについて

WPP(LSE:WPP、CEO: マーク・リード)は英国に本社を置く世界最大のマーケティング・コミュニケーションズグループです。「人と社会、環境、クライアント、そして社員やその家族にとってより良い未来を築くために、クリエイティビティで答えを出す」というパーパスの下、日本においては、AKQA、BCW、VML&オグルヴィ、グレイ、グループエム、ホガス、ランドー&フィッチ、VMLY&R、ワンダーマン トンプソンのグループ各社がその人材とスキルと力を結集して、コミュニケーション、エクスペリエンス、コマース、テクノロジーの分野で国内外の企業にサービスを提供しています。詳しくはウェブサイト(https://www.wpp.com)をご覧ください。

 

BAVについて

1993年に開始されたWPPのBAVは、最大かつ最も包括的なブランド分析プラットフォームであり、63,000以上のブランドをカバーし、52市場にわたる200万人の消費者インタビューから160億以上のデータポイントを提供しています。BAVは数多くの賞を受賞しており、ブランドリサーチとブランド戦略への貢献で世界的に評価されています。BAVが提供するデータと分析ツールはWPPのクライアントが利用でき、必要に応じて特注調査を実施することも可能です。BAVは、企業が自社のブランドをより深く理解し、戦略の構築と実行にあたり必要な意思決定をサポートします。


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