LINE・ヤフー、10月1日よりプライバシーポリシー統合を発表
LINE株式会社とヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社（以下、新会社）として一つの会社に統合（予定）することに伴い、両社のプライバシーポリシーを統合します。LINEおよびYahoo! JAPANは本日より、統合に先立ち、両社が提供するサービスアプリやWEBサイト上で、新会社のプライバシーポリシーのユーザー向け事前告知を開始しました。また、新しいプライバシーポリシーは9月中旬に全文公開を予定しており 、10月1日を効力発生日とします。ユーザーへの新しいプライバシーポリシーの同意画面につきましては、10月4日より、LINE、Yahoo! JAPANの各サービス上で順次案内していく予定です。
■プライバシーポリシー統合の背景
新会社は「ユーザープライバシーファースト」を指針として掲げ、両社のさまざまなサービスを継続して提供するとともに、それらを連携してユーザーへより良いサービスを円滑に提供していきます。本指針に伴い、新会社が一つのポリシーでユーザーの情報を適切に管理し、安全で便利なサービス運営に利用していくため、両社のプライバシーポリシーを統合した新しいプライバシーポリシーの策定を実施しました。統合後は、「ユーザープライバシーファースト」を掲げる新会社のデータプロテクション基本方針に則り、統合したプライバシーポリシーに従って、適切にユーザーからお預かりした情報を管理してまいります。
■両社のプライバシーポリシーを統合するにあたっての要点
1.広告主などのパートナーからの広告配信などに利用する情報の取得・利用
新会社がユーザーへ広告配信などを行う際、パートナーから取得した情報（ユーザーを識別するIDなど）を新会社が保有する情報と組み合わせて利用することがあります。
2.解析情報や統計情報の作成・提供
パートナーから情報（ユーザー を識別するIDなど）を受領した上、新会社が保有する情報と組み合わせて利用し、解析結果や統計情報をパートナーに提供することがあります。パートナーにはユーザーを直接特定可能な情報は提供いたしません。
3.越境移転先の国・地域の明確化
ユーザーの情報を預託する業務委託先や情報の共同利用先などの所在国を、プライバシーポリシーに明記しております。
4.識別子などの第三者提供
ユーザーが円滑にサービスを利用するため、新会社のサービスを提供する場合など、必要な範囲でユーザーの識別子などの情報を、パートナーを含む第三者に提供する場合があります。この場合、ユーザーを直接特定可能な情報は提供いたしません。
5.識別子の紐づけ
ユーザーに広告配信を含む新会社のサービスの提供を行う際、ユーザーがLINE・Yahoo! JAPANの各サービスを利用する際に付与される内部識別子を含む各種識別子 などの情報を紐づけて、ユーザーに関する情報を管理・利用する場合があります。
なお、新しいプライバシーポリシーは、両社の親会社であるZホールディングス 株式会社が主催する「ユーザー目線を踏まえたプライバシーに関する有識者会議」（※1）にて、プライバシーに関する施策や情報公開の内容およびプロセスが、ユーザーや社会の期待に応えうるものかを客観的かつ厳格に評価いただきました。本有識者会議でいただいた提言を踏まえて策定し、公表を予定しているものです。
■事前告知ページへの主な誘導掲出箇所について（順次誘導を予定）
・両社が提供する主要なサービス、アプリのお知らせ
・「LINE」アプリ ホームおよびトークリスト
・Yahoo! JAPANのプライバシーセンターのお知らせ
・メール通知
■LINE、Yahoo! JAPANのアカウント連携について
LINE、Yahoo! JAPAN、それぞれのサービスを利便性高く利用する観点から、プライバシーポリシーに同意されたユーザーを対象に、双方のデータをユーザーの任意で紐付けるアカウント連携機能を提供 する予定です。
アカウント連携を実施したユーザーにつきましては、「各アカウントの登録情報を一元管理できる」「よりユーザーの興味関心が強い情報の通知が受け取れる」など、よりサービスを便利に利用できる予定です。
