ADWAYS、23年12月通期予想の下方修正及び減配を発表 広告事業の苦戦と人員増加のため
ADWAYSは、23年12月期決算の通期予想の下方修正と、それに伴う配当の減配を発表しました。売上高は5億円の下方修正（3.6%減）、最終利益は6億円の下方修正（44.4%減）となりました。また、配当金額も当初予想をしていた期末7.84円の配当から、期末4.5円の配当への減配も発表しました。昨年は14.1円の配当があったので、昨年比では1株あたり10円近い減配となります。
修正内容詳細
修正理由
2023 年 12 月期第 3 四半期連結累計期間(2023 年 1 月 1 日～2023 年 9 月 30 日)におきましては、国内のエージェンシー事業において、ゲーム及びマンガアプリ市場のコモディティ化や、人気アプリがリリースから長期間経過しユーザーにとって新鮮味が失われつつあること等によって、広告主(クライアント)の収益が減少し、広告需要も縮小いたしました。また、海外のエージェンシー事業において台湾の景気悪化の影響からアプリ広告及びブランド広告が減少したこと、並びにアドプラットフォーム事業における全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」において外部環境の変化や機械学習のロジックの不備があったこと等により、売上高は前回発表予想（2023 年 2 月10 日発表）に対し 3.6％減の 13,500 百万円となる見通しです。また、今後の更なる事業の拡大に向けた人員の増加や貸倒引当金繰入の計上等により販売費及び一般管理費が増加したため営業利益は 54.3％減の 800 百万円、持分法による投資利益及び投資事業組合運用益の計上等により経常利益は 42.6％減の 1,120 百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は 44.4％減の 750 百万円となる見通しです。
配当予想の修正の理由
当社グループは、株主への利益還元を経営の最重要課題の一つとして位置づけております。2023年12月期の普通配当におきましては、当社の2023年12月期（2023年1月1日～2023年12月31日）の連結業績予想、株主の皆様への継続的な利益還元及び今後における企業価値の向上を目的とする事業展開のための所要資金等の内部留保を勘案した結果、親会社株主に帰属する当期純利益の23％の配当性向もしくは１株当たり配当金2円90銭のどちらか高い方を配当の目処として期末配当を実施する方針といたしております。本方針より「１．業績予想について」に記載の業績予想及び配当性向23％から算出される1株当たり配当金4円50銭が2円90銭より高いため、普通配当予想は4円50銭といたします。
なお、普通配当金額は配当性向 23％に基づいて算出しておりますので、業績の結果により配当金額が変動いたします。また、新株予約権の権利行使等により株式数が増減した場合には、発行済株式数の変動に従い 1 株当たりの配当金額は変更されます。
