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アカツキ、ソニーGとコーエーテクモHDから53.45億円を調達

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アカツキは、ソニーグループとコーエーテクモホールディングスと資本業務提携を行うことを発表しました。この資本提携では、両社に対する第三者割当による自己株式の処分を行い、合計53億4,500万円を調達予定です。ソニーグループには発行済株式総数に対する比率は9.87%に相当する140万株=総額29億5,800万円、コーエーテクモホールディングスには同7.97%に相当する113万株=総額23億8,700万円を割り当てる予定です。1株あたり2,113円の計算になります(ちなみに12月20日終値は2,096円)。実行予定日は、2024年1月9日です。

今回の資本提携で、ソニーグループとは、アカツキグループが現在開発中及び今後開発するモバイルゲームの海外市場展開や新たなIP、コンテンツの共同制作・開発などの領域での協業に向け、ソニーグループとのさらなる関係構築を進め、今後新たな事業機会の創出を図るとしています。

また、コーエーテクモホールディングスとは、アカツキグループで既に進捗しているゲームプロジェクトに加えて、マルチデバイス次世代運営型ゲームの開発・運用による協業や運営型ゲームのグローバル展開、マーケティング、パブリッシングによる協業、新たな IP、コンテンツ、サービスにおける協業でさらなる関係構築を進め、今後新たな事業機会の創出を図っていくとしています。

調達した資金から諸費用を差し引いた53億3,500万円は全額、アカツキゲームスの投融資資金に充当する予定。アカツキゲームスでは、3D×マルチデバイス×多言語にて展開する次世代運営ゲームを開発する能力を獲得し、日本最高峰の運営ゲーム企業を目指すことを 2022 年発表の経営方針にて掲げており、その分野に主に使われると考えらえます。

具体的には、他社との提携も活用しながら大規模ゲーム開発を完遂することにより、3D技術やPCデバイス対応力を獲得するほか、日本市場を土台としつつ、既に実績のある海外展開力に加え、マルチデバイス・多言語同時リリース能力を獲得するとしています。そして、この成長ストーリーを実現のために、ゲームタイトル1本あたりの開発予算が30億円以上と従来の数倍になることが見込まれるため、調達資金の全てを新規ゲーム開発のための人件費、外注費及びサーバー構築費用に充当するとしています。。


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