ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

DeNA、2024年3月期3Qは最終赤字312.33億円 減損損失276.93億円などにより

2024.2.7

DeNA

DeNAの2024年第3四半期累計(23年4月~23年12月)の連結決算(IFRS)は、売上収益1041億4900万円(前年同期比2.7%増)、営業損失276億2600万円(前年同期は50億5600万円の利益計上)、税引前損失297億9500万円(同119億4900万円の利益計上)、最終損失312億3300万円(同72億8700万円の利益計上)でした。

セグメント別

①ゲーム事業
ゲーム事業の売上収益は39,095百万円(前年同期比16.5%減)、セグメント利益は256百万円(同95.5%減)となりました。

新規タイトルのリリースがあったものの、既存のタイトルを中心とした事業運営となりました。ユーザ消費額は前年同期比で減少し、新規タイトルのリリースに伴う償却費やマーケティング等の関連費用が影響し、前年同期比で減収減益となりました。

②ライブストリーミング事業
ライブストリーミング事業の売上収益は32,600百万円(前年同期比9.3%増)、セグメント利益は369百万円(前年同期は487百万円の損失)となりました。当第3四半期連結累計期間においては、国内の「Pococha(ポコチャ)」及び「IRIAM(イリアム)」を中心に引き続き成長しました。海外のPocochaでは、地域ごとの適切な運営につき検証を行いつつ、投資の最適化も進めました。

③スポーツ事業
スポーツ事業の売上収益は23,661百万円(前年同期比25.6%増)、セグメント利益は4,405百万円(前年同期比58.4%増)となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響による観客動員の制約を受ける以前の2020年3月期と比較しても業績は引き続き成長しました。

④ヘルスケア・メディカル事業
ヘルスケア・メディカル事業の売上収益は6,592百万円(前年同期比73.2%増)、セグメント損失は3,128百万円(前年同期は1,831百万円の損失)となりました。
当社は、中長期の成長機会を積極的に捉えるべく、新たな成長・挑戦に向けたM&A等を進めてまいりましたが、当該事業においては、前連結会計年度中に、事業ポートフォリオの強化が大きく進捗しました。2022年8月3日には株式会社データホライゾンが、2022年10月3日には株式会社アルムがそれぞれ当社の連結子会社となり、以降、各社の業績を当該事業の業績に含んでおります。

⑤新規事業・その他
新規事業・その他の売上収益は2,303百万円(前年同期比6.7%増)、セグメント損失は909百万円(前年同期は601百万円の損失)となりました。
当区分には、中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組みやEC事業におけるサービス等を含んでおります。

特別損失について

① 減損損失
当第3四半期において、国際会計基準(IFRS)に基づく減損テストを実施した結果、ゲーム事業に係るソフトウェア等の資産に関する減損損失 11,462 百万円や、のれんの減損損失 15,526 百万円等、総額 27,628 百万円の減損損失をその他の費用に計上いたしました。

なお、のれんの減損損失の主な内訳は、株式会社 IRIAM8,912 百万円、株式会社データホライゾン 3,612 百万円、日本テクトシステムズ株式会社 1,978 百万円であります。

② 持分法による投資損失
また、当第3四半期において、持分法で会計処理している SHOWROOM 株式会社に対する投資について減損の兆候が認められたため、減損テストを実施し回収可能価額まで帳簿価額を減額した結果、5,943 百万円の持分法による投資損失を認識しております。

役員報酬返却について

代表取締役会長 役員報酬月額の 50%を返上(3 か月間)
代表取締役社長兼 CEO 役員報酬月額の 50%を返上(3 か月間)


  • このエントリーをはてなブックマークに追加