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オリコン、24年3月期通期は減収減益

2024.5.8

オリコン
オリコンの2024年3月期の連結業績は、売上高が前期比1.5%減の48億円、営業利益が同11.8%減の15億5600万円、経常利益が同6.5%減の15億8800万円、純利益が同4.7%減の10億5500万円でした。

コミュニケーション事業とモバイル事業は前年同期比で減収となり、データサービス事業は前年同期比で増収となりました。費用面では、前連結会計年度と比べて、売上原価は1億910万7000円増(7.8%増)、販管費は2497万7000円増(1.5%増)となりました。これは人件費等の増加によるものです。営業利益は減少し、営業利益率は、第1四半期連結会計期間(2023年4月~6月)29.5%、第2四半期連結会計期間(2023年7月~9月)28.7%、第3四半期連結会計期間(2023年10月~12月)35.2%、第4四半期連結会計期間(2024年1月~3月)35.5%となり、当連結会計年度で32.4%となりました。

データサービス事業においては、音楽ソフト・映像ソフト・書籍のマーケティングデータを提供するオンラインサービス「ORICONBiZ online」を中心に、保有するエンタテインメント関連データを活用したビジネスを展開しています。売上高は前連結会計年度比300万円増(0.5%増)の6億7300万円、セグメント利益は前連結会計年度比1700万円増(7.3%増)の2億5100万円となりました。

モバイル端末向けを中心に、音楽・書籍等のコンテンツ配信サービス等を展開しています。売上高は前連結会計年度比4100万円減(10.8%減)の3億4000万円、セグメント利益は前連結会計年度比3600万円減(27.4%減)の9600万円となりました。

コミュニケーション事業において、顧客満足度調査事業の売上高は、前連結会計年度と比べ1.7%減少しましたが、第4四半期連結会計期間(2024年1月~3月)における前年同期との比較では8.2%増加し、増収増益となりました。ニュース配信・PV事業の売上高は、前連結会計年度と比べ0.1%減少しましたが、第4四半期連結会計期間(2024年1月~3月)における前年同期との比較では7.5%増加しました。自社メディア「ORICON NEWS」のセッション数は前年と比べ約8%増加しましたが、バナー広告を中心として市況要因等が影響したほか、広告単価の低いニュース記事のセッション数が増加したこともあり、セッション単価は前年と比べ約18%減少しました。

2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比8.3%増の52億円、営業利益が同10.5%増の17億2000万円を計画しています。


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