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電通グループ、Robloxを活用した「デジタルファッションプログラム」を開講

電通
電通グループは、文化服装学院と共同で、Roblox社の公式支援の下、同社が提供する没入型ソーシャルプラットフォーム「Roblox」を活用した「デジタルファッションプログラム(以下、本プログラム)」を、2024年10月より開講します。Roblox社が公式に支援するプログラムとしては日本初となります。

急拡大するデジタルファッション市場でのクリエイター育成およびキャリア支援の推進を目的とする本プログラムは、2024年4月に文化服装学院が新設した「バーチャルファッションプログラム」の後期授業(2024年10月~2025年2月)において、企業によるコラボレーション授業の1つとして電通グループと、Roblox上でコンテンツを開発・展開するGeekOut株式会社の協力の下提供するものです。

デジタルファッション市場への注目度は急速に高まっており、2024年第2四半期(4月~6月)には1,800万人のユーザーが毎日Roblox内のマーケットプレイス(アバターアイテムなどを売買するショッピングサイト)を訪れています。また、Roblox社が2023年11月に発表した調査では、Robloxのようなバーチャル空間プラットフォームで社交的に育ってきた多くのZ世代にとって、バーチャル空間上の自己表現とファッションが重要であることが明らかになりました。併せて、ファッションブランドやラグジュアリーブランドの参入が相次いでおり、メタバース上でバーチャルコレクションを発表するブランドなども登場しています。Roblox上でもアバター向けファッションやアクセサリーの着せ替えが活発であり、ゲーム開発者だけでなくデジタルファッションのクリエイターの活躍が目覚ましく、デジタルファッションデザイナーは新たなキャリア機会としても注目されています。また、デジタルファッションは製造・運輸・廃棄といった工程がないため、サステナビリティ意識の高いZ世代から特に高い関心を集めています。

これらの背景を受け、デジタルファッションを提供するデザイナーの需要は高まっていますが、デジタル知識とデザイン、パターニングなどのリアルなファッションの知識、その双方を兼ね備えたデザイナーは不足しており、早期の育成が課題となっていました。

そこで電通グループは文化服装学院と共同で、新たなデジタルファッションデザイナーの育成とキャリア機会の支援を目指し、国内初のデジタルファッションプログラムの提供を開始します。これは、2023年にRoblox社がパーソンズ美術大学(在米国 NY市)と世界初のデジタルファッションプログラムを開始した取り組みの第2弾になり、日本で初めてRoblox社が公式支援を提供するプログラムです。本プログラムに参加する文化服装学院の学生はRobloxを活用しながらデジタル上でのファッション制作工程を学び、Robloxにおける販売・流通も手掛ける予定です。また、制作工程や市場における流通・販売に関する授業を通じてビジネス感覚の養成も支援します。さらに、Roblox上で制作したデジタルファッションをリアルの作品として制作・再現し、様々な企業パートナーなどの協力のもと実際にギャラリー展示する場を設ける予定で、デジタル・リアルの垣根を越えて活躍できるファッションデザイナー人財の育成に寄与します。

電通グループは、引き続き顧客企業・パートナー企業との連携を深めながら、デジタルファッション市場や新たなソーシャルメディアとも位置付けられるメタバース・ゲームなどを含む3Dメディア市場の拡大・発展に貢献していきます。また、今後も継続的に次代を担う学生への学習提供の場を拡大・拡張し、卒業後の進路などキャリア機会の支援を通じ、世界を代表するデジタルファッションデザイナーの人財育成に貢献していきます。


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