プレイド、Newt社からCMS事業を譲受
プレイドは、Newt株式会社が保有するヘッドレスCMS「Newt(ニュート)」に関わる資産を譲受することを発表しました。譲受日は2024年12月17日を予定。取得価額は非公開。
ヘッドレスCMSは、コンテンツ管理のバックエンド機能(データベース、管理画面、コンテンツ配信)に特化したコンテンツ管理システムです。コンテンツの表示(一般的に「ヘッド」と呼ばれる)を担うフロントエンド機能を持たないことから、ヘッドレスCMSと呼ばれています。
プレイドは、Newt社からヘッドレスCMS「Newt」に関わる資産を譲り受けることで、以下の実現を目指すとしています。
(1) KARTEシリーズにおけるコンテンツ管理の機能拡充を加速
コンテンツ管理領域の開発・拡充の早期化が可能となりました。KARTEによる各顧客接点でのコミュニケーション施策、KARTE Blocksによるサイト改善施策、Craft Sitesによるサイトページ生成といったいわば「フロントエンド」を担う領域に対して、コンテンツ情報をAPIで提供する「バックエンド」の機能がKARTEシリーズに備わり、コンテンツを統合的に管理できるようになります。直感的な操作性のもとコンテンツを一元的に管理できるヘッドレスCMSの技術基盤は、マルチチャネルで一貫した顧客コミュニケーションを実現するKARTEシリーズの設計思想とも相性が良く、新たなCMSプロダクトの開発と既存プロダクトとの相互連携を想定しています。
(2) 1st Party Customer Dataとコンテンツデータを掛け合わせて活用し、それぞれのデータの価値のさらなる向上へ
KARTEシリーズに統合的なコンテンツ管理の機能が備わることで、コンテンツデータ活用への可能性が拓かれるとともに、当社のコアバリューである1st Party Customer Dataのさらなる価値向上にもつながります。顧客体験の要素であるコンテンツの管理・評価ができれば、顧客一人ひとりの行動をその行動データのみではなく、行動を喚起するコンテンツのデータとの相関で理解できるようになります。つまり、顧客の行動のコンテクストも含めたより高度な顧客理解と、その理解に基づく洗練された顧客体験やコミュニケーションを実現できます。このような観点からもプロダクト拡充を図り、1st Party Customer Dataとコンテンツデータを掛け合わせてなめらかに活用できる環境を通じてそれぞれのデータの価値を相乗的に高め、エンドユーザーと企業のより良い関係の構築に貢献します。