日本テレビ、25年4月1日から地上波CMのプログラマティック取引による販売開始
日本テレビは、2022年から開発を続けてきたアドリーチマックス プラットフォームを2025年3月4日(火)に運用開始し、プラットフォームのユーザーインターフェースとなるスグリーを通じて4月1日(火)以降の地上波テレビCM枠(関東地区)の販売を開始することが決定しました。
国内初の取り組みとして、従来の視聴率ではなくデジタル広告と共通のインプレッションを指標とした地上波テレビCM枠のオンラインかつプログラマティックな取引がスタートします。
■アドリーチマックス プラットフォーム
アドリーチマックスとは地上波テレビCMにおける煩雑なオペレーションや発注までの長いリードタイム、効果測定の不明瞭さなど、従来の制約をテクノロジーの力で解放し広告媒体としての価値を最大限に引き出すことを目指すプロジェクト。ビジョン実現にむけて、テレビCMの強みである圧倒的なリー チと広告受容性にデジタル広告の柔軟性と即応性を掛け合わせるアドプラットフォームとしてアドリーチ マックス プラットフォームを開発してきたが、3月4日(火)午前10時、ついに運用を開始します。またプラットフォームをユーザーが利用するための3つのサービスとして AdRM-API、スグリー、 AdRM-Exchange を展開する予定だ。今後も内製アジャイル開発によってユーザーのニーズを汲み取りながらサービスの拡張やアップデートを継続していく、とのことです。
■スグリー
アドリーチマックス プラットフォームにおけるユーザーインターフェースで、ユーザー はスグリーを通じて地上波テレビCMをオンラインで発注、運用することが可能。昨年12月のプレオープン後にアカウントの新規登録を開始し、すでに200社900人以上(2月21日時点)の広告主、広告会社に所属するユーザーから申請を受け付けています。 3月4日(火)午前10時のアドリーチマックス プラットフォームの運用開始と同時に、スグリーもサ ービスを開始し、4月1日(火)以降の地上波テレビCM枠(関東地区)を用いた2つの新商品の販売を行います。新商品の「インプレッション予約」と「自動入札オークション」では視聴率ではなく、インプレッションを指標に地上波テレビCM枠の購入が可能で、取引や運用の全てがオンラインで完結する画期的な広告商品。さらに放送当日の直前発注、性別年代のターゲット指定、最速放送15分後の迅速なレポーティングなど広告運用を支援する様々な機能も実現されます。
また2025年中には現行商品のタイムとスポットにおけるクリエイティブの直前変更を可能にする新機能をリリースする予定だ。地上波テレビCMを活用する全ての広告主、広告会社の皆様にとってメリットのあるサービスを目指していくとのことです。