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電通グループ、2025年12月期1Qの決算を発表

2025.5.15

電通グループ dentsu
電通の2025年12月期1Qの連結業績は、収益が前年同期比3.7%増の3451億6000万円、営業利益が同75.5%増の254億2600万円、経常利益が同16.8%増の217億8800万円、純利益が同12.9%増の62億6900万円だった。

 売上総利益のオーガニック成長率は0.2%だったが、2024年7月に譲渡取引が完了したロシア事業の業績が前第1四半期連結累計期間に計上されていたため、売上総利益は前年同期比0.6%減となった。販管費抑制などにより調整後営業利益は13.7%増となった結果、オペレーティング・マージンは140bps増、親会社の所有者に帰属する調整後純利益は4.5%増、営業利益は75.5%増、親会社の所有者に帰属する純利益は12.9%増となった。EMEAの売上総利益は569億5200万円(前年同期比0.4%減)となり、調整後営業損失は15億5400万円(前年同期は調整後営業損失6億58百万)、オペレーティング・マージンは△2.7%(前年同期は△1.2%)だった。

 日本においては、インターネット広告をはじめとするマーケティング事業、ビジネス・トランスフォーメーション(BX)やスポーツ&エンターテインメント(SP&E)が成長を牽引し、売上総利益のオーガニック成長率は5.5%、売上総利益は1296億9500万円(前年同期比5.5%増)となった。人員増強による人件費の増加はあったものの、トップラインの伸長などにより、調整後営業利益は376億38百万(11.0%増)、オペレーティング・マージンは29.0%(前年同期は27.6%)となった。

 Americas(米州)において、Americasにおける売上総利益のオーガニック成長率は△5.1%となった。主要マーケット別にみると、米国、カナダは厳しい状況となっている。Americasの売上総利益は762億9100万円(前年同期比5.3%減)となったが、販管費抑制により、調整後営業利益は135億2300万円(3.5%増)、オペレーティング・マージンは17.7%(前年同期は16.2%)だった。

 2025年12月期の連結業績は、収益が前期比5.9%増の1兆4940億円、営業利益が660億円を計画。


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