米国のデジタルメディア大手People Inc.、全体の6％となる226名をレイオフ

米国最大級のデジタルメディア企業であるPeople Inc.（旧Dotdash Meredith）は、全従業員の約6％にあたる226人をレイオフすると発表しました。

CEOニール・ヴォーゲル氏が社員向けメモで明らかにしたもので、成長が鈍化している事業の優先度を下げ、ソーシャルパブリッシング、Eコマース、イベントなど新分野への集中投資を行う方針です。

ヴォーゲル氏は「今回の決定は難しいが必要な一歩。新しい機会を活かすには新たなスキルが必要」とし、過去1年間で320人を新規採用し、現在も40以上の求人を抱えていることを強調。人員削減は複数部門に及びますが、今後もユーザーや広告主、パートナーと直接つながるための大型プロジェクトに注力すると述べました。

People Inc.は全米で約3,700人を雇用し、40以上のデジタル・印刷のライフスタイルブランドを展開。今年初めにも人員削減を実施しており、広告市場の冷え込みやAIの台頭など、メディア業界の構造変化への対応を迫られています。なお、同社は昨年、OpenAIと大型ライセンス契約を締結しています。

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