【続報】『MarketOne®』を通じて『Facebook Exchange』におけるRTB取引を開始予定
株式会社プラットフォーム・ワン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:徳久昭彦、以下 P1)は、広告主・広告会社向けオンライン広告取引プラットフォームMarketOne®を通じて「Facebook Exchange」(以下 FBX)におけるRTB(※1)取引を開始することについて、Facebook, Inc.(本社:California, United States、CEO:Mark Zuckerberg、以下 Facebook社)と合意に至りましたことをお知らせいたします。
(※1) RTB(Real Time Bidding、リアルタイムビッディング)とは、媒体(売り手)側のシステムが、広告の1表示毎に、広告の買い手である広告会社のシステムに対してリアルタイムにオークションを行うシステムであり、最高額の入札単価を提示した買い手が競り落とし、かつ自動的に広告を掲出することを可能とする仕組みです。このRTBの導入により、媒体社は広告収益を最大化することができ、広告主・広告会社はその一瞬一瞬における最適な市場価格で広告露出を図ることができます。
サービス内容
世界最大級のSNS「Facebook」の広告取引プラットフォームであるFBXは、ウェブ閲覧履歴を元に、広告配信のターゲットであると判別されるユーザーがFacebookを訪れた際に、そのユーザーに向けてRTBにより広告を表示することができるサービスです。日本におけるFacebookの普及とともに、FBXの広告在庫は急速に増加すると見込まれ、FBXにおけるRTB取引の拡大が期待されます。また、Facebook社は、クッキーを利用してユーザーをリターゲティングするRTB広告に関するテスト結果を発表しており、テストに参加したオンライン広告事業者(AdRoll社、Triggit社、TellApart社)による、FBXにおける広告の費用対効果は最大で16倍にもなったという報告もあります(※2)。
一方、日本国内のRTB市場において最大級の規模を誇るDSP(※3)であるMarketOne®では、2012年10月現在、RTBによって広告を出稿する広告主が月間約500社を超え、約15,000種類のバナー広告が常時掲出されています。また、DACの関連会社でマレーシアの総合デジタルマーケティング企業であるInnity Corporation Berhadとのアライアンスにより、東南アジアへの進出を果たすなど、MarketOne®のグローバル展開を推進しています。
この度の両社の合意により、広告主・広告会社は、すでにMarketOne®でご利用中のリターゲティングタグをそのまま活用して、MarketOne®から直接FBXの広告在庫を購入することができるようになります。また、FBXへの広告出稿により、ソーシャルメディアであるFacebookからオウンドメディアである企業ページへと誘導するとともに、通常のペイドメディアとソーシャルメディアを統合した広告キャンペーンを展開することができます。
加えて、FBXの広告在庫は通常、インプレッション単価(CPM)による購入となりますが、MarketOne®ならばクリック単価(CPC)による購入も可能です。また、MarketOne®の特長であるクリエイティブ最適化機能(より広告効果が高まるクリエイティブの組み合わせを自動的に判断して生成するシステム)によって、広告効果を最大化することが期待できます。
P1は、2013年1月中にもFBXへのRTB広告配信テストを開始する予定であり、MarketOne®は日本で初めてFBXを利用したRTB取引を実現する国産DSPとなります。
(※2)出典:Tech Crunch
http://jp.techcrunch.com/archives/20120913facebook-exchange-results/
(※3)DSPとは、Demand Side Platformの略で、広告主・広告会社が、広告在庫の買い付け、広告配信、掲載面・オーディエンスのターゲティングなどを一括して行えるプラットフォーム。複数のSSP(Supply Side Platform)とRTB(Real Time Bidding)に接続することで、広告主の求める在庫を必要なときに必要な分だけ確保できます。