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Facebook、オーディエンスインサイトAPIなど新たなマーケティングサービスをカンヌライオンズで発表

2016.6.24

カンヌライオンズでは、世界中のマーケティング担当者、クリエイター、イノベーターが集まって、マーケティング業界の優れた作品を評価しています。クリエイティビティと人々のつながりを祝うこの祭典で、Facebookはモバイルプラットフォームでメッセージをもっと簡単に伝えるための新しいソリューションを発表しました。16億人の利用者1に加え、Instagramの利用者が5億人になったことを本日発表したFacebookは、場所や使用機器にかかわらずターゲットにリーチできる強力なプラットフォームを提供しています。


広告業界におけるモバイルへの移行を促進するために、4つの新しいソリューションを発表しました。広告を見る人々にとって、より関連性の高い、意味のあるつながりを提供することを目的としています。具体的には、インサイトを取得する新しい方法、ストーリーを伝えるための新しいフォーマット、効果的なコンテンツ作成に役立つ新しいツールを提供します。

より詳しいインサイトを提供

Facebookは現在、クリエイティブコミュニティと協力して、もっと効果的に人々とつながりを持てるように、オーディエンスインサイトAPI(現在ベータ版)から詳しいインサイトを取得する方法に取り組んでいます。このベータプログラムの一環として、モンデリーズ・インターナショナルやアンハイザー・ブッシュ・インベブなど数社と協力し、Facebook IQが集めた匿名人口統計データ、心理的属性、トピックデータ、レポートなどからインサイトを抽出する方法に取り組んできました。その結果、実際にインサイトを利用した効果的なキャンペーンが生まれています。オーディエンスインサイトAPIの正式リリースは、来年初めを予定しています。

キャンバスの作成と利用が簡単に

昨年カンヌでキャンバスを発表して以来、多くの企業がこのツールで、モバイル利用者にストーリー性と没入感のある体験を提供してきました。キャンバスには写真、カルーセル、動画、テキストボックス、ボタン、製品セットなどを使用できます。さらに、写真と動画ではチルトスクロールによるインタラクティブな体験を提供することも可能です。
このたびのアップデートでは、キャンバスを関係者と共有しやすくなり、審査プロセスを簡素化できるようになりました。また、キャンバスのデザイン、作成、共有、インサイトの取得がより簡単になります。さらには、利用者のエンゲージメントを促す新しいフィードユニットも追加されます。キャンバスは、すべてのFacebookページで、オーガニック投稿としてもご利用いただけるようになりました。最後に、コンポーネントあたりの停留時間やクリック数といった詳細データにアクセスし、パフォーマンスを追跡できるようになります。

スライドショー広告の新しい機能拡張



スライドショー広告を使えば、簡単に写真から動画を作成できます。数秒で動画広告を作成、編集、宣伝できるスライドショーでは、手持ちの動画素材がないような場合にも、簡単に動画広告をご利用いただけます。スライドショーは、平均的な動画ファイルと比べ、ファイルサイズが1/5で済み、接続速度の遅い環境にいる利用者へのリーチに向いています。
スライドショーは、オーディオオーバーレイ、テキストオーバーレイ、「動画からスライドショー」作成ツール、モバイル機器からの作成、Facebookページの写真ライブラリやShutterstockのストック画像ライブラリとの統合など、数多くのアップデートが予定されており、今後1ヶ月ですべてご利用いただけるようになります。これらの機能を使えば、制作リソースを持たない中小企業でも、既存の写真や何千種類ものストック画像を使用して、カスタマイズしたスライドショーを作成、編集、宣伝できます。

Creative Hubの提供

Creative Hub
モバイル機器の使用が増え、モバイル上のコンテンツは他の媒体とはまったく異なるかたちで消費されています。クリエイティビティはモバイルマーケティングを成功させる重要な要因ですが、急速に発展するテクノロジーの最新情報を常に入手するのは難しいのも事実です。広告代理店は、さまざまなツールとフォーマットを理解し、関係者とアイデアを共有しながらクリエイティブを共同制作していくための手段を必要としています。そこでFacebookでは、Creative Hubをリリースすることにしました。
この新しいオンラインインターフェイスは、オンラインとモバイル機器向けのさまざまな広告フォーマットを試し、最も効果的なものを模索するための場を提供します。多くの広告はデスクトップ上で作られますが、実際に表示されるのはモバイル機器上です。Creative Hubを使えば、モバイルフィード上での見た目を確認しながら、クリエイティブを作りこんでいくことができます。また、製作中のクリエイティブを、プレビューとして関係者と共有することも可能です。Creative Hubには、過去の成功事例など、制作の参考になるコンテンツが豊富にそろっているため、そこから作品のアイデアを得ることもできます。

Creative Hubは現在テスト中ですが、数か月後には一般公開される予定です。


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