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電通、データテクノロジーを活用した「AIスポーツ解説プロジェクト」を始動

2017.3.28

電通

株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本 敏博)でテクノロジーを起点とした新しい表現開発に取り組む制作チーム「Dentsu Lab Tokyo」(電通ラボ東京)※1は、ディープラーニングなどのデータテクノロジーを活用した「AIスポーツ解説プロジェクト」を始動。その第1弾として、NHKの野球関連番組用にスポーツ解説システム「ZUNO(ズノさん)」を開発しました。※2


当社は同プロジェクトを通じ、まず2017年は「プロ野球」をデータテクノロジーでひもとくことに挑戦していきます。
ZUNO(ズノさん)の開発風景を取り上げた番組が、本日午後4時45分からNHK BS-1で放送されます。詳細は、URL:http://nhk.jp/zuno-sanをご覧ください。また、こちら(URL:https://movie-s.nhk.or.jp/v/yqf01fw3)からはコンセプトムービーもご覧いただけます。

スポーツ解説システムの開発に当たっては、囲碁やチェスなどの分野における人間と人工知能の対決で話題となった「ディープラーニング」の技術を応用しました。具体的にはデータスタジアム社提供の2004年から記録されている300万球を超える打席データを学習することで、配球や勝敗、順位などを予測したり、データマイニングを応用することで、これまで人間の解説者では見つけることのできなかった選手の傾向や試合状況に応じた投球の解析を行ったりします。

今後当社は、2017年中に、NHK BSの野球関連番組でZUNO(ズノさん)さんが解説者として登場することを目指し開発を進めていきます。また、野球以外のスポーツにもデジタルスポーツ解説者を応用し、視聴者が多様な観点からスポーツを楽しめる手法の開発に取り組んでまいります。

※1 Dentsu Lab Tokyo(http://dentsulab.tokyo/)
新しいクリエーションとソリューションの場であると同時に、研究・企画・開発が一体となった”創りながら考えるチーム”でもあるDentsu Lab Tokyoは、2015年10月1日に始動。これまでの広告会社のアプローチとは全く違う、テクノロジーを起点とした新しい表現開発に取り組んでいます。キーワードはオープンイノベーション。電通社内のみならず、社外のアーティストやテクノロジストとも協働しながら、広告領域にはとどまらない分野のクリエーションとソリューションを手掛けています。
※2 開発メンバーについて
Dentsu Lab Tokyoは企画とディレクションを担当し、データ提供および野球解析に関するアドバイザーとしてデータスタジアム株式会社の協力のもとに、共同でプロジェクト推進しております。開発は株式会社Qosmo(コズモ)はディープラーニングとビジュアライゼーション、山田興生氏はデータマイニング、株式会社TWOTONE(ツートン)は UIデザイン、株式会社パズルはプロデュースを担当しています。


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