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SupershipのScaleOut DSP、IASの入札前ターゲティングソリューションを全面導入

テクノロジ-とデータでデジタル広告の検証・不正対策を推進するIntegral Ad Science (インテグラルアドサイエンス、本社:米国ニューヨーク、CEO:リサ・アッツシュナイダー / 日本オフィス:東京都千代田区、代表:藤中 太郎、以下 IAS )は、Supership株式会社(以下、Supership)の広告主向けアドプラットフォーム「ScaleOut(スケールアウト)DSP」にアドベリフィケーションソリューションの提供を開始しました。国産DSPとしてIASが提供するすべての端末環境と広告フォーマット、アドベリフィケーション指標に対応するのは、ScaleOutが初となります。

■ 背景と目的

 デジタル広告の透明性を求める広告主の声が高まっています。政府のデジタル市場競争本部事務局がとりまとめた中間報告では、アドベリフィケーションに必要な「情報の開示が不十分であり、検証することができない」、「広告掲載面や掲載媒体の透明性を高める必要がある」「ビューアビリティのレベルについて、第三者による検証・測定がなされるべき」といった声が多く上がっている現状が指摘されており(※1)、課題解決へのさらなる取り組みが必要です。

 2019年11月には日本アドバタイザーズ協会(JAA)が「デジタル広告の課題に対するアドバタイザー宣言」を発表しました。また今年6月23日には、JAAのWeb広告研究会が主要アドベリフィケーション企業5社とともにアドベリフィケーションの啓発活動を目的とした「ウェブ広告健全化プロジェクト」を立ち上げました。

 デジタル広告の主要なプラットフォームであるDSPでアドベリフィケーション対応が進むことは、デジタル広告全体の透明性向上にもつながります。ScaleOut による今回のIASソリューション導入は、こうした広告主の声と業界の動きに呼応するものです。

IAS

■ ScaleOut DSPに導入されるIASソリューションの詳細

 ScaleOut DSPに導入されたのは、IASの「入札前ターゲティング」ソリューションです。

 入札前ターゲティングは、プログラマティック広告の入札を実施する前に入札先の配信環境を解析し、リスクある媒体への入札をリアルタイムでブロックします。設定した条件を満たす媒体のみに入札を行うため、確実に広告予算の無駄を省き、効率化することができます。ブランドセーフティ、アドフラウド、ビューアビリティに対応しています。

 ScaleOut DSPは国産DSPとして初めて、入札前ターゲティングで ScaleOut が保有するすべての広告配信環境(デスクトップウェブ、モバイルウェブ、モバイルアプリ)、フォーマット(ディスプレイと動画)、アドベリフィケーション指標(ブランドセーフティ、アドフラウド、ビューアビリティ)に対応。

 ScaleOutはこれまでもSupershipグループでアドベリフィケーション事業を展開するMomentum株式会社のアドベリフィケーションソリューションを搭載していましたが、今回のIASとの連携によりScaleOutを利用する広告主は自社の課題にあわせたアドベリフィケーションソリューションを選択することができるようになり、さらに、新たにビューアビリティによるターゲティング(※2)が可能になりました。

 IASは今後も、デジタル広告をより安心・安全なものにしていくため、デジタル広告業界の各プレイヤーと積極的な協力関係を構築し、さらなるサービス拡充に努めてまいります。

※1:出展『デジタル広告市場の競争評価 中間報告』https://www.kantei.go.jp/jp/singi/digitalmarket/kyosokaigi/dai4/siryou2s.pdf
※2:ビューアビリティ(視認性)の低い広告枠への入札を事前に排除し、ビューアビリティが高い広告枠のみに出稿を行うこと


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